職場では普段冷房を付けて仕事をしている。しかし、ある条件下においては冷房を付けない。それは、課長とふたりきりの場合である。
今日はお盆にも関わらず出勤だった(自分で決めたのだが)。月曜の朝礼で私以外休みと言っていたので、ぼちぼち頑張ろうと思っていたのだが、駐車場についてあるものが目に入ってきた。そう、課長の車だ。
その時に、私は覚悟したのだ。戦いの始まりを。
いや、別に「冷房つけていいですか?」と言ったところで怒られるわけではない(言ったことないので分からないが)。私の倍の人生を行きてきた課長が付けない冷房を私が付けていい理由があろうか(いや、間違いなくある)。言ってみれば男と男の意地の張り合いである。
この意地の張り合いはふたりきりの時にのみ発生する。室長がいればすぐ付くし、後輩とふたりきりであればどちらかが「付けよう」という。
ノー冷房デーは突然訪れるのだ。もう地獄。廊下に出ると寒いくらいに、我が事務所は暑いのだ。
しかし、この意地の張り合いが私は嫌いではない。課長と2人してうちわで仰ぎながら、水分を頻繁に摂取しつつ、Yシャツのボタンをいつもより多くあけ、汗を吹きながら仕事をする。これこそ我々が忘れていた昭和だ。いかに普段、冷房という文明の利器に甘えているかを痛感する。
だが、冷静に考えると「昭和にも扇風機くらいあったんではないか」、「昭和と比べて平均気温は高いではないか」と思ってしまい、汗だくの全身を憂いすっぽんぽんになりたい衝動に駆られる。
そんな中、いつもと違うことをして失敗したと思うことが1つある。お弁当のお供にとインスタントのお吸い物とお椀を持ってきていたのだ(いつもはしないのにだ)。暑さに負けず熱々のお吸い物をいただいた結果、更に汗が吹き出したことは言うまでもない。
はっきり言おう、仕事にならん(笑)
だからといって冷房をつけるかと言えばそうとはならない。途中、課長が外出したのでその間付けちゃおうかと悪魔がささやいたが、天使が勝った。まぁ、言ってしまえば意地の張り合いが好きなのではなく、こんな暑い中で冷房を付けない自分が好きなだけであろう。
そういえば、今朝のめざましテレビで暑い中で仕事をする職種を「灼熱職人」として扱っていた。昼間に妻に上記の件をメールしたところ「灼熱職人だね」と返信がきた。そう、私は灼熱職人になったのだ(何の話だ)。
※冒頭の川柳(?)の「溢る」は「はふる」って読むそうです。最初「溢るる」って書いてたのですが、字余りが嫌で検索したら出てきました。[動ラ四]つまりラ行四段活用ですので、「はふらない」「はふります「はふるとき」「はふれば」「はふれ!」となります。
ハフハフ~!!←暑さに中りました。

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