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リアル熟議SATSUMA 2011年秋の陣に参加してきた

コミスタ10で開催されたリアル熟議SATSUMA 2011年秋の陣に参加してきました。15時からだったのですが、仕事の都合で1時間半遅刻。予定ではゲストトーク45分、リアル熟議(自己紹介ワークショップ10分、アイスブレイクゲーム5分、ワールドカフェ100分)というスケジュールだったので、ワールドカフェに入ってるかなぁと思ったのですが、ゲストトークの最中でした。
今回、メインゲストとして講演を努められたのは、鹿児島大学教育学部講師の高谷哲也さんでした。途中からだったのが非常に残念だったのですが、近年の学力低下論について非常にわかりやすく、豊富な統計データ等根拠を示しながらかつ、熱いお話をしてくださいました。こんなに熱心な若い先生が担任だったら楽しいだろうなとつくづく思いました。

リアル熟議(ワークショップ)では「現在の教育現場の何が問題なのか」について、まずグループで話し合い、それを全グループで共有した後、各グループの発表した問題ごとに7つの島に分かれて解決策を議論し合いました。ここで、非常に勉強になったのが石川世太さんのファシリテーションでした。「質問はいつでもどうぞ」とか「反応・かけ合いが鍵」など書かれた紙がホワイトボードに貼られていたり、ワークショップの際の「フラフラしてる人もお菓子を食べてる人も価値がある」という声かけ、全体の承認を得る方法、そして何より人を惹きつける笑顔にやられました。さすがはプロのファシリテーター。私はファシリテーションに興味があってファシリテーション協会に入ろうと思ってるので、弟子入りしたい想いで過ごしておりました。

ワークショップ自体もすごく面白かったです。何より、教員、大学生、高校生、NPO職員、一般企業の方など様々な方々が教育について語り合うということが滅多にない機会で素晴らしいと思いました。高校生と先生が対等に意見を言い合えるって良いですよね。ワークショップ後の発表の時間になかなか喋りだせない高校生に向かって飛んだ「明日は来るから大丈夫。」って言葉が頭に残ってます。
私は教育学部卒なので教員の友人がたくさんおり、教員がいかに大変な仕事かっていうことを常々聞いています。「教員の大変さをもっとアピールしていくべき」という意見がワークショップでも出たように、リアル熟議のような場がたくさん持てればいいんでしょうが、そこに参加する時間が持てるのかなぁとも思ってるところです。次回は教員の友人を誘って参加してみたいと思います。

以上、主催者の皆さま、参加者の皆さま楽しい時間をありがとうございました。また、参加させていただきます。

 

リアル熟議公式ブログ:http://blog.goo.ne.jp/hiro11_2011

以下からリアル熟議SATSUMAの紹介記事がご覧いただけます。(いずれも鹿児島経済新聞)
『鹿児島・仙巌園で「リアル熟議」-ゲストスピーカーに寺脇研さんら』:http://kagoshima.keizai.biz/headline/155/
『鹿児島で「リアル熟議」-「僕たちが考える教育のカタチ」をテーマに』:http://kagoshima.keizai.biz/headline/199/
『鹿児島で「リアル熟議」開催-社会人・学生らが教育テーマに議論深める』:http://kagoshima.keizai.biz/headline/211/

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