昨日のMBCラジオRadioBurnのテーマは「献血について考える」でしたね。献血が趣味の私としては、勢い勇んで前日にふるぷりネットから投稿し、聞く気満々だったんですが、ビブリオバトルの疲れか放送直前に寝ちゃってましたorz大変申し訳ございません。ということでUstreamでちゃんと聞きましたよ。
リアルタイムで聞いてないくせになんですが、いい企画でしたね。献血に行ってもらうための具体的な企画を考えるなんて素敵。
ということで昨日番組に投稿した内容をご紹介。
献血の楽しみ方
①一般的に知られている献血は全血献血といって15分程度で終わるのですが、成分献血という1時間弱かかるものがあります。成分献血にはいくつかメリットがありますがそちらは後述。成分献血は基本的に献血ルームでしかできないのですが、1時間弱かかるため結構な数のDVDが準備してあります。その中でも私のオススメはお笑いのDVD。もっというと「笑ってはいけない」シリーズ。献血ルームという笑ってはいけない雰囲気の中で笑ってはいけないシリーズを笑いを堪えながら見る。これほどの楽しみはありません。たまに吹き出したりしちゃうのですがご安心を。「楽しそうですね」と看護師さんが笑顔で話しかけてくれますよ。
②以前は献血カードは紙製でそこに色んな県のスタンプが押されていくのを楽しみにされてた方が多かったようですが、プラスチック製になってから過去3回の記録しかカードに残らないようになりました。しかし、ご安心を2回以上献血をして複数回献血クラブに登録すれば、過去(平成17年4月以降ですが)の献血記録が全て見ることができます。そこに記される地名を集める楽しさがあります。私も今のところ鹿児島、熊本、佐世保、三重、東京の5箇所を達成。同じ県でも「佐世保」と「長崎」など違う場合もあって楽しみは広がります。ちなみに東京は新宿、渋谷2箇所は全て「東京」でした。ラジオの中で献血バスでの記録の話が出ましたが、献血バスだと県内全て「鹿児島」なので、した場所が具体的に残ると更に楽しいかもしれないですね。
こんな感じです。
成分献血のメリット
さて、投稿したのは以上ですが、前述した成分献血のメリットを書いてみようと思います。
まず、全血献血と成分献血の何が違うのかというのを簡単に説明します。全血献血は名前の通り、血の成分全て(血をそのまま)を200mlもしくは400ml抜きます。そして献血バスで行なっているのはこの全血献血です。200mlもあるのですが、献血バスでは400mlだけだったり、献血ルームでも200mlを断られることがあります。これはなぜかというと、輸血の際、人の血を入れるわけですから拒否反応が起こります。輸血は400ml単位で病院から注文が入るため400ml献血だと1人の血ですが、200mlだと2人の血を入れるため拒否反応の確率が倍に増えます。そのため、あまり200ml製剤の注文はなく大量に廃棄されている現状があります。それでも「献血に触れる」啓蒙活動のために200mlを行なわれています。
そうなると体の大きさや、血の条件で400mlも抜かれたら困るという人が出てきます。そんな方にオススメなのが、そう、成分献血です。
成分献血は血液の中の血漿や血小板といった成分のみを抽出します。一度、全血を抜き遠心分離機にて処理された後、血液が身体に返されます(返血)。瀉血(血を抜くこと)と返血を2~4サイクル繰り返すため1時間弱時間がかかります。ここでメリットをいくつかあげたいと思います。
①量的には全血と同じくらい抜くのですが、成分だけ抜くため身体への負担が全血に比べて軽いです。
②時間がかかるのが難点ですが、読書やDVD鑑賞などゆっくりとした時間を過ごせます。私もよく寝ちゃうのですが、寝ると副交感神経が活発化して血がうまく抜けないようなので注意。
③これが一番のポイントなのですが、400ml献血に比べて体重や血液の条件が軽いのです(詳しくはこちらを参照)。今まで献血バスで献血しようとして断られた方も、友達と献血しに行って自分だけできなかったという方も成分献血ならできる可能性があります。
④①に書いたように身体への負担が軽いため、400mlだと男性:年に3回、女性:年に2回しかできないところを成分だと24回(全て血漿の場合)までできるのです。つまり2週間に1回できるんです。私も1時期2週間に1度献血ルームに通っていました。回数を重ねるには成分がもってこいです。
ということでおそらくほとんどの方が知らない成分献血のことをもっと知ってもらえれば、献血に行く方が増えるのではないかと思う次第です。
献血に行く人を増やすための企画
ラジオの中でパーソナリティのお2人が献血に行ってもらうためのプレゼンをしておりましたので、便乗して私もひとつ。
献血に行かない人の中でも「1回も行ったことがない人」と「1回行ったらできなかったので、どうせできないと思って行かなくなった人」がいらっしゃると思うのですが、後者のための企画です。
その名も「献血できる血液になるワークショップ」。献血できない人が健康ではないとは限らないのですが、献血できることが健康であることの1つの指標であるかなとは思います。私もマラソンを初めて以降、ヘモ値(血液中の鉄分量)が急激に下がり、1時期献血できなくなり辛かった経験があります。また、前日に油ぎったものを食べたせいで乳び(血液中に油が満載)になって献血できなかった経験も数知れず。おそらく、献血に行って断られた方も「じゃあ、一体どうやったら献血できるのよ」って思っているに違いない。
そこで、自分の血液の何が問題かを明らかにして定期的に献血ルームに通い血液検査をし、自分の血液の課題を解決するようなアドバイスを貰い、食生活や運動習慣を改善することで献血できるようになる、そして献血できる喜びを知るためのワークショップです。
うーん。どうでしょう?
やっぱりできなかったら通わないけど、できてその楽しみ知ったら献血通うようになると思いますよ。社会貢献とか意識しないで楽しいから行く。自分の健康のために行く。そんな感じで献血する人が増えればいいなぁと思います。
ということで、RadioBurnは幅広い試みをされてて面白いですね。今度はLiveでちゃんと聞きます(*ノω・*)テヘ