※注 正解は正式なものではありません。正確な解答は主催者の発表をお待ちください。
解説に関しても私が個人的に書いているだけですので悪しからず。
おかしなところがあればご指摘いただけると嬉しいです。
一般社団法人全国保育士養成協議会
http://www.hoyokyo.or.jp/exam/pasttest/index.html
問11 次の文は、社会福祉従事者の義務や権利に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
1 保育士の守秘義務は、その資格を失っても適用される。
2 保育士が、児童への虐待を発見した場合は、その保護者の同意を得なければ通報できない。
3 民間の児童家庭支援センターの職員には「児童福祉法」による守秘義務はない。
4 親権を行う者のいない入所児童については、入所している児童福祉施設の職員が未成年後見人となる。
5 児童相談所の児童福祉司は、保護者による児童虐待を認めた時は保護者の親権を停止することができる。
【私の解答】1
【正解】1
【解説】
2 児童虐待の防止等に関する法律 第6条「児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに、これを市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所又は児童委員を介して市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所に通告しなければならない。」
3 児童福祉法第44条の2 「児童家庭支援センターの職員は、その職務を遂行するに当たつては、個人の身上に関する秘密を守らなければならない。」
4 よく分からない。
5 民法 第834条の2 「父又は母による親権の行使が困難又は不適当であることにより子の利益を害するときは、家庭裁判所は、子、その親族、未成年後見人、未成年後見監督人又は検察官の請求により、その父又は母について、親権停止の審判をすることができる。」
問12 次の文は、社会保障制度の利用に関する【事例】である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【事例】
企業に勤めるサラリーマンであるIさん(55歳)は、2年前に自宅で脳出血を発症し入院した。入院中の生活費については(A)から傷病手当金を受給していた。その後、症状が固定して退院したものの右半身に麻痺が残ったため会社を退職した。
そので(B)に加入し、障害基礎年金と(C)を受給して自宅で生活している。
(組み合わせ)
A B C
1 健康保険 雇用保険 休業補償給付
2 介護保険 国民健康保険 障害厚生年金
3 健康保険 国民健康保険 障害厚生年金
4 介護保険 雇用保険 休業補償給付
5 介護保険 国民健康保険 休業補償給付
【私の解答】3
【正解】3
問13 次の養護と解説は、相談援助に関する専門用語とその解説に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 ストレングスモデル ----- 利用者を主体的にとらえ、利用者の有する能力、性質、関心、願望などの強み、及び、外部環境の強みに着目するアプローチである。
2 アウトリーチ ----- ソーシャルワーカーが所属する機関等から、積極的に利用者の住居や地域に出向くことである。
3 コンサルテーション ----- 専門的な助言や知識を必要とする時に、専門家から助言を受けることである。
4 エコマップ ----- 世代関係図、家族関係図とも呼ばれ、家族関係の相互関係や全体像を描き出していく図式法をいい。視覚化によって文章による説明を補う機能をもっている。
5 ソーシャル・サポート・ネットワーク ----- 利用者を取り巻く家族、友人、近隣、ボランティア等によるインフォーマルな援助と、公的機関、専門職によるフォーマルな援助に基づく援助関係の総体をいう。
【私の解答】2
【正解】4
【解説】
エコマップとは--キーワードの解説「介護保険・介護福祉用語辞典」
http://www.kaigoweb.com/alekomap.html
アメリカのハートマンによって開発された生態地図。社会福祉の領域では福祉的なニーズ、課題を持った人に対してどのような社会資源があるかをマップにしてその相関関係(家族、社会福祉機関、仕事、親戚、保険ケア等)をあらわした表のこと。
家族関係のみを描き出す訳ではない。
問14 次の用語の解説は、援助技術のアプローチに関する記述である。適切な記述を◯、不適切な記述を✕とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 問題解決アプローチ ----- 相談援助の家庭で、援助者が利用者のワーカビリティを含めた診断を行いつつ、利用者自身の機能する力を支持、補足、強化するアプローチである。
B 危機介入アプローチ ----- 利用者の心理的危機への介入により、社会的機能の回復、あるいは、心理的危機の会費を行なうことを目的とするアプローチである。
C エンパワメントアプローチ ----- 利用者の語る物語を通して援助を行なうアプローチであり、利用者が新たな意味の世界を創り出すことにより、問題解決へと導くアプローチである。
D 心理社会的アプローチ ----- 「状況の中にある人間」という概念を中心として、ケースワークの治療モデル(あるいは医学もモデル)に、精神分析を重視した理論を加えたアプローチである。
(組み合わせ)
ABCD
1◯◯◯✕
2◯◯✕◯
3◯✕◯✕
4✕◯✕◯
5✕✕◯◯
【私の解答】2
【正解】2
【解説】
C エンパワメントアプローチとは、利用者自身が持っている力に着目し、その力を引き出して積極的に利用、援助するアプローチである。利用者の語る物語を通して援助を行うアプローチはナラティブ・アプローチ。
問15 次の文は、援助者と利用者との関係についての記述である。適切な記述を◯、不適切な記述を✕とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「ニーズ中心からサービス中心へ」という変化に対応して、利用者本位の考え方が定着している。
B 当事者参加が重視されるようになって、利用者と援助者の協同が図られるようになった。
C 苦情解決の仕組みにおいて、保護者が子育て支援の相談事業を行わなければならなくなった。
D 福祉サービスを利用する、しないの自己決定権は今日認められているが、複数の介護サービスの中から自ら選択することは認められていない。
(組み合わせ)
ABCD
1◯✕◯✕
2◯✕✕✕
3✕◯✕◯
4✕◯✕✕
5✕✕◯◯
【私の解答】4
【正解】4
【解説】
A 「ニーズ中心からサービス中心へ」ではなく「サービス中心からニーズ中心へ」。
C そのようなことはない。
D 自ら選択できる。
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