07子どもの保健 保育士 平成25年保育士試験

子どもの保健 問1~5 平成25年保育士試験

3科目残してサボッておりましたが、嬉しいメッセージをいただきましたので全科目終わるまで頑張りたいと思います。

 

※注 正解は正式なものではありません。正確な解答は主催者の発表をご覧ください。
解説に関しても私が個人的に書いているだけですので悪しからず。
おかしなところがあればご指摘いただけると嬉しいです。

 

一般社団法人全国保育士養成協議会
http://www.hoyokyo.or.jp/exam/pasttest/index.html

問1 次の文は、保育室の環境とその整備に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A 冷暖房を使用する場合は、床面近くの温度などを子どもの高さになって確認する。
B 暖房中は、定期的に窓を開けて空気を入れ替えるようにするが、かぜが流行しているときは、室内が寒くならないよう、換気をしない。
C 夏季の暑い日は、子どもの体に直接風が当たるように扇風機、クーラーなどを調節するとよい。
D 寝返りのできない乳児では、照明の真下に寝かせないようにする。
E 湿度が 50%以下になったら、加湿器を使用する。

(組み合わせ)
1AC
2AD
3BD
4BE
5DE

【私の解答】2

【正解】2

【解説】
A正しい
B換気はいかなる場合でも必要
C空調の風は直接当ててはいけない
D正しい。眩しいですからね。
E50%が違うのか、50%切っても必ず加湿器を使用する必要はないのかどちらか分からないけど。下記②によると至適湿度は冬 40~60% 夏 45~65%。①によると「湿度(約60%)の保持」と書かれておりよく分からない。

 【参考】
①厚生労働省「2012年改訂版 保育所における感染症対策ガイドライン」:
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku02.pdf
②茨城県保健予防課健康危機管理対策室 「保育施設における感染症対応マニュアル」:
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/hoken/yobo/kansen/idwr/infomation/hoiku/hoiku_manual.pdf

 

問2 次の文は、「2012年改訂版 保育所における感染症対策ガイドライン」(厚生労働省)による保育現場における衛生管理についての記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A 逆性石けんは、大部分のウイルスに有効である。
B 日常的に職員の手洗いの励行と、そのたびに手指の消毒をしなければならない。
C 次亜塩素酸ナトリウムは、多くの細菌やウイルスに有効である。
D 消毒用アルコールは、ノロウイルスに有効である。
E 歯ブラシやタオル、コップなどの日用品は個人用とする。

(組み合わせ)
1AB
2AC
3BD
4CE
5DE

【私の解答】4

【正解】4

【解説】
A 誤り。p.34 別添1 保育所における消毒の種類と使い方 ① 消毒薬の種類と用途
逆性石鹸-無効な病原体-結核菌、 大部分のウイルス
B 誤り。p.35 別添1 保育所における消毒の種類と使い方 ③手指の消毒
通常-流水、石けんで十分手洗いする
下痢・感染症発生時-流水、石けんで十分手を洗った後に消毒する。
手指に次亜塩素酸ナトリウム系消毒薬を使用してはいけない。(糞便処理時は、ゴム手袋を使用)
C 正しい。p.34 別添1 保育所における消毒の種類と使い方 ① 消毒薬の種類と用途
次亜塩素酸ナトリウム-有効な病原体-多くの細菌、真菌、 ウイルス(HIV・B型肝炎ウイルス含む)、MRSA
ただし、無効な病原体として結核菌、一部の真菌
D 誤り。p.34 別添1 保育所における消毒の種類と使い方 ① 消毒薬の種類と用途
消毒用アルコール-無効な病原体-ノロウイルス、B型肝炎ウイルス
E 正しい。p.17 「歯ブラシやタオル、コップなどの日用品は個人用とし、貸し借りのないようにする」

【参考】
厚生労働省「2012年改訂版 保育所における感染症対策ガイドライン」:
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku02.pdf 

 

問3 次の文は、乳幼児健康診査についての記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

1 乳幼児健康診査は、「児童福祉法」に則って実施される。
2 3〜4か月児健康診査は、法律上実施時期が定められている。
3 法律上実施時期の規定がある1歳6か月児と3歳児の健康診査は市町村が実施している。
4 1歳6か月児健康診査は、生後1歳6か月に達する前後において行われる。
5 3〜4か月児健康診査では、代謝異常に関するスクリーニングも実施される。

【私の解答】3

【正解】3

【解説】
1 誤り。児童福祉法ではなく母子保健法
2 誤り。母子保健法

(健康診査)
第十二条 市町村は、次に掲げる者に対し、厚生労働省令の定めるところにより、健康診査を行わなければならない。
一  満一歳六か月を超え満二歳に達しない幼児
二  満三歳を超え満四歳に達しない幼児

3 正しい。上記の通り。
4 誤り。上記の通り「満一歳六か月を超え満二歳に達しない幼児」なので生後1歳6か月に達する前に行うことはない。
5 誤り。母子保健法施行規則

第二条  母子保健法 (昭和四十年法律第百四十一号。以下「法」という。)第十二条 の規定による満一歳六か月を超え満二歳に達しない幼児に対する健康診査は、次の各号に掲げる項目について行うものとする。
一  身体発育状況
二  栄養状態
三  脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無
四  皮膚の疾病の有無
五  歯及び口腔の疾病及び異常の有無
六  四肢運動障害の有無
七  精神発達の状況
八  言語障害の有無
九  予防接種の実施状況
十  育児上問題となる事項
十一  その他の疾病及び異常の有無

であるので、代謝異常に関するスクリーニングは含まれない。ちなみに満三歳を超え満四歳に達しない幼児に対する健康診査は

2  法第十二条 の規定による満三歳を超え満四歳に達しない幼児に対する健康診査は、次の各号に掲げる項目について行うものとする。
一  身体発育状況
二  栄養状態
三  脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無
四  皮膚の疾病の有無
五  眼の疾病及び異常の有無
六  耳、鼻及び咽頭の疾病及び異常の有無
七  歯及び口腔の疾病及び異常の有無
八  四肢運動障害の有無
九  精神発達の状況
十  言語障害の有無
十一  予防接種の実施状況
十二  育児上問題となる事項
十三  その他の疾病及び異常の有無

であり、こちらにも含まれない。

【参考】
①母子保健法:http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S40/S40HO141.html
②母子保健法施行規則:http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S40/S40F03601000055.html

問4 次の文は、「2012年改訂版保育所における感染症対策ガイドライン」(厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

1 病原体が体内に侵入することを感染症という。
2 乳幼児における感染症の特徴は学童、生徒にみられるものと同様である。
3 飛沫感染とは、感染している人から飛び出した小さな水滴(飛沫)が空気を介して拡散し、遠くにいる人もそれを吸い込むことによって起こる感染経路である。
4 「解熱した後3日を経過するまで」とは、解熱した日を入れて4日間である。
5 通常のインフルエンザに罹患した場合、5日間休むことが求められる。

【私の解答】4

【正解】4

【解説】
1 誤り。p.1「ウイルスや細菌などの病原体が宿主(人や動物など)の体内に侵入し、発育又は増殖することを「感染」といい、その結果、何らかの臨床症状が現れた状態を「感染症」といいます。」つまり侵入しただけでは「感染症」ではない。
2 誤り。p.1(2) 保育所における感染症「特に感染症対策については、学童・生徒等と比較し、以下の乳幼児の特徴をよく理解することが必要です。」(以下、一部抜粋)

○ 感染症にかかり易い:母親から胎盤をとおしてもらっていた免疫(移行抗体)が生後数ヶ月以降に減り始めるので、乳児は感染症にかかりやすい。
○ 呼吸困難に陥り易い:成人と比べると鼻道や後鼻孔が狭く、気道も細いため、風邪などで粘膜が腫れると息苦しくなりやすい。
○ 脱水症をおこしやすい:乳児は、年長児や成人と比べて、体内の水分量が多く1日に必要とする体重あたりの水分量も多い。発熱、嘔吐、下痢などによって体内の水分を失ったり、咳や鼻水等の呼吸器症状のために哺乳量や水分補給が低下すると脱水症になりやすい。

3 誤り。p.5 感染経路

(1) 飛沫感染
感染している人が咳やくしゃみ、会話をした際に、口から飛ぶ病原体が含まれた小さな水滴(飛
沫)を近くにいる人が浴びて吸い込むことで感染します。飛沫が飛び散る範囲は 1~2mです。

よって、空気を介しているわけではない。空気を介しては「空気感染」
4 正しい。
5 p.26 6 保育所で問題となる主な感染症とその対策(2)インフルエンザ④ 保育所における具体的な感染拡大防止策

○ インフルエンザを発症した園児は、発熱した日を 0日目として発症から5 日間が経過し、かつ解熱した日を0日目として解熱後3日間が経過するまでは保育所を休んでもらうようにします。(P4参照)

よって、発熱した日を含め8日間休んでもらわなければならない。

【参考】
厚生労働省「2012年改訂版 保育所における感染症対策ガイドライン」:
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku02.pdf 

 

問5 次の文は、子どもの発育(成長)・発達に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

1 知能の発達は、脳の重量が増加することによって生ずる。
2 身長や体重のように測定できる部分の増加を発育(成長)という。
3 発育(成長)及び発達の年齢による変化率は一定である。
4 機能的な成熟は、末梢から中心部へと向かって起こる。
5 体重は、生後1年で約2倍になる。

【私の解答】5

【正解】2

【解説】
1 誤り。脳の重量ではなくシナプスの数?
2 正しい。量的に測定できない部分は「発達」
3 誤り。ご存知の通りです。
4 誤り。中心部から抹消ですね。腕の運動ができるようになってから、指先の細かい動きができますよね。
5 誤り。出生時が約3kg、生後1年で約9kgなので約3倍ですね。

 

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