3科目残してサボッておりましたが、嬉しいメッセージをいただきましたので全科目終わるまで頑張りたいと思います。
※注 正解は正式なものではありません。正確な解答は主催者の発表をご覧ください。
解説に関しても私が個人的に書いているだけですので悪しからず。
おかしなところがあればご指摘いただけると嬉しいです。
一般社団法人全国保育士養成協議会
http://www.hoyokyo.or.jp/exam/pasttest/index.html
問6 次の文は、放射線被曝に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A 被曝には、外部被曝と汚染された飲食物などによる内部被曝がある。
B 国際放射線防護委員会勧告による公衆の年間被曝線量限度は、1ミリシーベルトとされる。
C 宇宙線などの自然放射線被曝の世界平均は、年間2ミリシーベルトを超えない。
D 通常の胸部X線撮影による被曝は、10 ミリシーベルトである。
E 胃のX線による造影検査は、胸部X線撮影と同等の被曝量である。
(組み合わせ)
1AB
2AC
3BD
4CE
5DE
【私の解答】1
【正解】1
【解説】
A正しい。参考①参照
B正しい。参考②参照
C誤り。参考③p.42によると人間が一年間に被ばくする自然放射の量の世界平均は2.4ミリシーベルト(2008年国連科学委員会の報告)。ちなみに日本2.1 ミリシーベルト(2011 年推定値)。
D誤り。参考④によると健康診断のX線検査での被曝量は胸部撮影で1回あたり0.2ミリシーベルト
E誤り。参考④によると健康診断の胃(透視)での被曝量は1分あたり10ミリシーベルト(25秒-190秒 術者や被検者により差がある)で30秒で5ミリシーベルトとなり胸部X線撮影の数倍の値になる。
【参考】
①職場のあんぜんサイト:外部被ばく[安全衛生キーワード]
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo57_1.html
②一般財団法人 高度情報科学技術研究機構(RIST)「ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -」:
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-04-01-08
③大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構「暮らしの中の放射線」:
http://rcwww.kek.jp/kurasi/kurashi-all.pdf
④医療の中の放射線基礎知識 : 放射線部 : 北里大学病院:
http://www.khp.kitasato-u.ac.jp/hoshasen/iryo/
問7 次の文は、慢性疾患や障害を持つ子どもの保育に関する記述である。( A )〜( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
慢性疾患を持つ子どもは、長期の入院生活や通院をしなければならないことがしばしばあるが、( A )途上の子どもにとっては、( B )を受けるだけでなく、( A )を促す( C )や学習が欠かせない。その援助を行う場所として、病児保育、病棟保育、院内学級などが増えてきている。さらには、慢性疾患や障害を持つ子どもの家族の協力に対する配慮も大切で、( D )への支援や、( E )への配慮も必要になる。
(組み合わせ)
A B C D E
1 発達 治療 遊び 保護者 きょうだい
2 成長 教育 体育 家族 保育士・教師
3 教育 保育 勉強 友人 家族
4 成長 治療 遊び 保護者 友人
5 発達 教育 勉強 きょうだい 母親
【私の解答】1
【正解】1
問8 次の文は、食物アレルギーに関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 食物アレルギーとは、特定の食物を摂取した後に免疫学的機序を介して皮膚・呼吸器・消化器あるいは全身性に生じる症状のことをいう。
2 原因となる食物は多岐にわたるが、保育所で除去されている食物は、鶏卵や乳製品などが多い。
3 皮膚・粘膜症状が比較的多いが、複数の臓器に症状が出現する状態をアナフィラキシーと呼ぶ。
4 保育所でアナフィラキシーなどの重篤な反応が起きた場合、適切な処置をするとともに速やかに医療機関に救急搬送することが基本である。
5 心臓の働きを強めたり、血圧を上げたり、気管・気管支など気道を拡張する作用のある「エピペン」は、保育所では使用してはならない。
【私の解答】4
【正解】5
【解説】
5 参考①Q15 「エピペン○R」は保育士が打って問題ありませんか?
Q15 「エピペン○R」は保育士が打って問題ありませんか?
A15 「エピペン○R」の注射は法的には「医行為」にあたり、医師でないものが「医 行為」を反復継続する意図をもって行えば医師法第17条に違反することになります。しかし、アナフィラキシーの救命の現場に居合わせた保育士が「エピペン○R」を自ら注射できない状況にある子どもに代わって注射することは反復継続する意図がないものと認められるため、医師法違反にならないと考えられます。また、人命救助の観点からも「緊急避難行為」として違法性は問われないと考えられます。 このことも踏まえ、園では、緊急時の嘱託医との連携や救急搬送の体制を整え ておくとともに、いざというときのために保育士が研修等を受けておく必要が
あります。また、あわせて、保育士以外の保育所の職員も必要に応じ、研修等 を受けることが望ましいと考えます。(H24.3 修正)
昨年、東京都の小学校で食物アレルギーによる死亡事故が発生しました。何でもかんでもエピペン打てばいいってものではないですが、アレルギー症状発生時の対応については保育士になるならないに関わらず知っておいて損はないでしょう。
【参考】
①厚生労働省「保育所におけるアレルギー対応ガイドラインQ&A」:
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku04.pdf
②厚生労働省「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」:
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku03.pdf
③教職員・保育士・救急救命士の皆様|アナフィラキシー補助治療剤 エピペン
http://www.epipen.jp/teacher/
※エピペンの使用方法のガイドブックや動画が載っています。
問9 次の文は、新生児の原始反射に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 モロー反射は、仰臥位で頭を持ち上げたあと急に離すと、手足を伸展したあと、抱きつくように屈曲する反射である。
2 哺乳反射は、口のまわりに何か触れると、その方向に顔を向け、口の中に何か入ると吸啜する反射である。
3 把握反射は、手のひらに触れた物は強く握り、足の裏に触れた物は握ろうとする反射である。
4 緊張性頸反射は、仰臥位で頭を一方に向けると、向けたほうの上下肢が伸展する反射である。
5 新生児にみられる原始反射は、健康な成人にもみられる。
【私の解答】5
【正解】5
【解説】
5 原始反射は脳の成熟とともに消失する。
問10 次の文は、保育所と地域との連携に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 保健所、保健センターでは、人々の病気を予防するため、健康な生活習慣に関する情報提供や予防接種の実施など、さまざまな保健活動を行っている。
2 保育所は地域の医療機関から子どもの健康や安全に関する情報の提供を受けられる。
3 乳幼児健康診査結果は重要であり、保育所は入園児の母子健康手帳を提出させなければならない。
4 保育現場において、不適切な養育や虐待などの疑いのある子どもを発見したときは、速やかに地域の関係部門や児童相談所に連絡しなければならない。
5 障害のある子どもを保育している場合は、医療機関や療育機関との連携が特に望まれる。療育に携わる専門職からは知識や技術を学び、また、逆に保育現場での子どもの様子を伝え、情報交換を通じて子どもへの理解を深められるとよい。
【私の解答】3
【正解】3
【解説】
3 保育所保育指針の中で「母子健康手帳等を活用して」「母子健康手帳を有効に活用して」という記載はあるが、提出させる義務については言及されていない。
おすすめ参考書
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