昨日、あいらびゅーFMでピアノの弾き語りをしてきた。そして、タイトルにも書いてある通り、放送事故になりかけた。
ことの発端
ことの発端はインスタに届いた一通のメッセージである。
のせさん、こんにちは。
突然のメール失礼致します。🙇
あいらびゅーFM です、以前『駆け抜けろ!』のコーナーにゲスト出演いただきまして有難うございました。
今度、栄光の架け橋🎶の弾き歌いにスタジオにお越しいただけませんでしょうか?10/25(日) 19:15オンエアの14分番組です!!
スタジオに簡易キーボードがあります!!
ご都合いかがでしょうか。
あいらびゅーFMといえば、これまでも数回、伴走や姶良市の山の話で出演させていただいたこともあり、メッセージを開いた瞬間はまた伴走の話か何かのお誘いだと思っていた。
そしたら「ピアノの弾き語りしませんか」というお誘いだったので爆笑。なぜなら我が家は新型コロナ給付金でピアノを購入した。6月に届いたわけでまだ半年も経っていないのである。
そんなズブの初心者、そしてSNSにアップしている練習動画をご覧になった上で、お誘いいただいているという事実に爆笑してしまった。

そう答えた上で、あいらびゅーFMの上層部に「正気ですか?苦情来ちゃいますよ」とメールしたところ「おもしろいので是非!」という回答が。
翌日、冷静になって考えてせっかくお声がけいただいたんだからお受けしようという結論に。
練習の日々
お声がけいただいたのが10月7日、本番が10月25日なので20日切ってる!
曲はその時点でなんとか全部弾ききることができそうな、ゆずの「栄光の架橋」に照準を絞り猛特訓。毎日、それをSNSにアップ。
14分番組ですが、私に与えられた時間は11分強。担当さんは「2曲いけるんじゃ?」とのことでしたが、その時点ではゆっくりしか弾けないのでフル尺で7分かかる。そもそもこの短期間で2曲もものにできない。喋りなら持たせられる自信はあったので、1曲だけにしてあとは喋りでつなごうという作戦に。
毎日練習していくなかで7分かかっていたものが6分半で弾けるようになり、6分になり、最終的には5分半で弾けるように。
最初は全然弾けなかった間奏も最後の方にはそこそこ自信を持って弾けるようになっておりました。
本番一週間前、番組の雰囲気を掴もうと番組の偵察に。
その日は番組の常連さんでギターの弾き語り。お二人いらっしゃいましたが、常連さんということもあって自己紹介もほぼ無く、番組スタートから立て続けに4曲披露。

と焦ったもののとき既におすし。残り一週間、1曲を極めることにしました。
そして当日
前日になり、入り時間の連絡が担当さんからきました。そこで当日使うキーボードを1日持ってかえっていいという話になり、お借りすることに。
キーボードだったのでタッチが軽いことを心配していたのですが、弾いてみるとその点は意外と気にならず。
しかし、2オクターブ分鍵盤が少ないこともあり、これまでと視界がぜんぜん違う。8枚ある楽譜をつないで画用紙に貼ってみたもののキーボードの楽譜おきにはおけない。
そもそもそんな長く繋がっている楽譜見ながら弾けない。とここに来て、心配なことが増えてきました。
2オクターブ少ない分、引く音を少し変えたり、楽譜は2ページ毎に1枚の画用紙に貼り付け、弾いている1枚を楽譜おきの左サイドに、次の1枚を右に置くという作戦に。
当日になり朝から本番用のキーボードで練習しまくりある程度弾ける自信はついておりました。
本番の19:15を前に早々と18時に会場に入り、本番のセッティングをしたり打ち合わせしたり。
ラジオ局がショッピングモールの中にあるもので、通路向きにピアノが向いているせいで練習している私の前をお客さんが通る通る。そのせいで高まる緊張感。
しかし、やるしかない。その状態で数回通しで弾き、何とか大丈夫だろうという気持ちに。
30分前くらいに一旦ブースを出て、トークのカンペを作成。
スタッフさんと話ししてて笑ったのが「こんなズブの素人が出演したことあるんですか?」と尋ねたところ「半年はないですね」と即答されたこと。
10分前に再度ブースに入り、もう一度練習。
19:15にジングルが流れ、テークレやCMを挟んで2分後に私の出番。
トークはそんなに緊張することなく、むしろしゃべることで緊張感が収まっていったのですが、、、
いよいよ演奏タイムということになり、キーボードに手を置く私。
震える指。カラカラの喉。
そんな状態ながらも前奏はなんとかクリア。
Aメロ歌い始めるも声がでない。やばい。
そこをなんとか大きな声を出すことで緊張をほぐそうと頑張る。
楽譜1枚目が終わり、右に置いてあった2枚目を左にスライドする。
途中まで弾いて気づく。「これ3枚目だ」
なんとか2枚目を引っ張り出し、演奏を続けるも、もう脳みそがSOS状態。
簡単な伴奏もミスが出始める。
そしていよいよ一番の難関の間奏。
万全の状態でゆっくり弾いてようやく完璧に弾けるのに、この状況でまともに弾けるわけがなかった。
8フレーズある中の4フレーズまでは普通に弾けたものの、突然頭が真っ白になり、楽譜も今どこ弾いているかわからなくなり、フリーズ。
「どうしようどうしよう」と思いながら、もうそこを弾くのは諦め2フレーズ飛ばして再開しました。
その後は、その失敗のおかげでふっきれてなんとか最後まで演奏仕切りましたが、もう本当散々な結果。「本当はもっとできるのに!」という悔しさと、ラジオ局・スポンサーさんへの申し訳無さと、大失敗した恥ずかしさと。
普段あまり人前でも緊張しないタイプなのですが、皆さんから「緊張してましたね」と言われるくらい緊張しておりました(手が震えるくらいですからね)。
ピアノが上手な妻から「人前で弾くには楽譜を暗譜するくらいじゃないとダメだよ」と言われていただのですが、もう本当にぐぅの音も出ませんでした。
しかし、「人前で好きな楽器を披露したいけど披露する場がない!」という方の道は作れたと思います。
「人前で楽器を披露したい、歌いたい」という姶良市民の方々、是非「あんな下手くそ出すなら私を出さんかい!」とあいらびゅーFMに乗り込んでみてください(ただし、カバー曲に限りますが)。
私も次回こそは、せめて大きなミス無しで演奏できるように、もっと練習頑張りたいと思います。
リクエストございましたら是非お願いしまーす!!!
なお、動画があるのですが、あまりにも大ポカしすぎて自分で見る勇気がまだないため、落ち着いてからアップするかもしれません。その時は笑ってやってください。個人的に笑いたい方はおっしゃってくださればお送りします。
10月27日動画追加
ちょっと何人かに見せたら気が紛れたので動画アップします。本当にひどいので心してご覧ください。