※注 正解は正式なものではありません。正確な解答は主催者の発表をご覧ください。解説に関しても私が個人的に書いているだけですので悪しからず。おかしなところがあればご指摘いただけると嬉しいです。
一般社団法人全国保育士養成協議会
http://www.hoyokyo.or.jp/exam/pasttest/index.html
問 11〜問 12 次の保育所での【事例】を読んで、問 11〜問 12 に答えなさい。
【事例】
4歳児クラスのM君は、数人の友達が砂場で砂山を作っているのを見ていたが、友達が大きなトンネルを掘ろうと話し合っているときに、さっと砂場に入り、トンネルを掘ろうとした。友達に「M君とは遊んでいない。」と言われると、足で砂山を踏みつぶしてしまった。砂山を作っていたHちゃんが「もう、M君とはずっと遊ばない。だいっきらい。」と叫んだ。いつものM君は、自分の意見が通らないとかんしゃくを起こすことが多いのだが、このときは園庭の隅に一人で走っていき、みんなに背を向けてこらえている様子である。砂場の友達は砂山を作りなおして遊びの続きをしている。
問11 この場にいた保育士が、まず第一に行う対応として、最も適切な記述を一つ選びなさい。
1 砂場で遊んでいる子どもたちのところに行き、「M君が一緒に遊びたいって、泣いているよ。一緒に遊んであげて。」と、なかよく遊ぶよう促す。
2 近くにいる子どもに、「仲間はずれはいけない。」と話し、すぐに仲裁に入るよう促す。
3 M君のそばに行き、「泣いていたら遊べないよ。」と手を引いて友達のところに連れて行き、「いれて。」と保育士が言い、仲間に入ることを促す。
4 一緒に遊びたいが入れてもらえないM君の悲しい気持ちを理解しながらも、場を離れて自分なりに気持ちを立て直そうとしている姿かもしれないと捉えて、しばらく様子を見守る。
5 M君とHちゃんが近づくと、またけんかになるので、二人を離しておく。
【私の解答】4
【正解】4
【解説】解説のしようがない
問12 この場にいた保育士のHちゃんへの言葉かけとして、適切な記述を○、不適切な記述を✕とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「そんな言葉を言ってはいけない。」と、仲間はずれを強く制止する。
B 「だいっきらいって、言ってもいいんだっけ?」と、Hちゃんが基本的な態度を身につけることができるように問いただす。
C 「M君は、いつも乱暴だからね。『そういう子とは遊ばない』と、みんなで強く言った方がいい。」と、Hちゃんを支持する。
D 「砂山こわれちゃって大変だったね。何があったのか、聞かせてくれる?」と、Hちゃんが自分の思いを言葉で表現できるよう話しかける。
E 「もう少しでできるところだったのに残念だったね。M君はなんでこわしちゃったんだろうね。」と、Hちゃんの思いを受けとめた上で、M君の気持ちに気づくことができるよう問いかける。
(組み合わせ)
ABCDE
1○✕✕○✕
2✕○✕○○
3✕✕○✕○
4✕✕✕○○
5✕✕✕○✕
【私の解答】4
【正解】4
【解説】解説のしようがない
問 13 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
S君(6か月)は、第一子であり、母親が仕事に復帰するために入所してきた。同じクラスの同月齢のTちゃんはS君よりも身体が大きく、動きも活発だった。S君の母親は、S君の身体が小さいので発達も遅いのではないかと心配し、授乳時間と授乳量を何度も繰り返し確認し、時間通りに授乳して全量を飲ませてほしいと要求した。
S君は小柄だが、身長・体重は標準の範囲内で、園ではS君の成長・発達について心配はないと考えている。このことを説明して、それぞれの子どものリズムに合わせた授乳が適していることや、発達には個人差があることを伝えている。しかし母親は、翌日も同じことを尋ね、このやりとりが1週間、繰り返された。
【設問】
入所後まもないこの段階で、保育所が行う対応として、適切な記述を○、不適切な記述を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 母親の要求通り、定時に全量を飲ませる。
B 母親に渡す記録には時間通りに全量を飲ませたことを記し、実際には子どもに応じた授乳を続ける。
C 子どもの体重と授乳量をグラフにしてわかりやすくしたり、嘱託医によるコメントを伝えるなど、母親が納得できるように工夫しながらやりとりをする。
D 送迎時などに、母親が子育てへの不安や心配を話すことができるように配慮する。
E 母親の精神の不安定を疑い、母親に既往歴を尋ねる。
(組み合わせ)
ABCDE
1○✕○✕✕
2○✕✕○✕
3✕○○✕✕
4✕✕○○✕
5✕✕○✕○
【私の解答】4
【正解】4
【解説】
A 発育上問題ないのに全量飲ます必要はない
B 嘘良くない
E 失礼この上ない
問14 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
4月に入所してきたW君(4歳)は、入所して半年が経過した。気に入った玩具があると友達が使っていても何も言わずにさっと取ってしまったり、順番を待てないなど衝動的であり、保育士の話を聞いていないなど不注意が気になる。母親は子どもの発達について心配している様子はみられない。
【設問】
担当保育士が、この段階で行う対応として、適切な記述を○、不適切な記述を✕とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 母親が心配していないので、保育士はそのまま何もしない。
B 母親には何も言わずに、保育所から直接、療育機関にW君の発達状況と母親の連絡先を伝える。
C 母親にW君は発達障害であると話し、療育機関を受診するようにと指導する。
D 毎年行っている保育参加に誘い、母親が子どもの発達に関心を向けるきっかけづくりをする。
E 保育所内で話し合い、W君に適した関わり方や環境を工夫する。
(組み合わせ)
ABCDE
1○✕✕✕✕
2✕○✕○✕
3✕✕○✕○
4✕✕✕○○
5✕✕✕○✕
【私の解答】4
【正解】4
【解説】
A 心配していないように見えるだけかもしれないし、心配していないのは知識不足かもしれない。放置せずに適切なケアが受けられるような処置を講じるべきである
B 同意なしに療育機関に情報を教えるのはおかしい
C 保育士が発達障害であるという診断をくだすことは不適切である
問15 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
5歳児クラスではエンドウマメを栽培し、収穫して、自分たちでさやから豆をとり出して、豆ご飯づくりをした。子どもたちは、「ころころしているね。」「森のにおいがする。」など、豆ご飯の味を自分なりの言葉で表現しながら、楽しんで食べていた。担任保育士は、収穫から豆ご飯を食べるまでの子どもの様子をクラスだよりに書いて、保護者に伝えた。
【設問】
クラスだよりの内容として、適切な記述を○、不適切な記述を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A エンドウマメを収穫するときにみんなが同時にしようとしてけんかになったが、子ども同士で話し合って順番を決めていた。
B 調理の職員からの説明を、熱心に聞いていた。
C エンドウマメのさやむきが上手でない子どもがいたが、もっと家で練習しておいてほしかった。
D 4歳児クラスにも豆ご飯を届けに行って、喜ばれた。
E 豆ご飯の味をさまざまな言葉で表現していたので、どんな味がしたかを子どもに聞いてほしい。
(組み合わせ)
ABCDE
1○○✕○○
2○○✕✕✕
3○✕✕○○
4✕✕○○○
5✕✕○✕○
【私の解答】1
【正解】1
【解説】
C これが○だったら悲しい
おすすめ参考書
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