今シーズンの初レースは第31回出水ツルkoiマラソン大会。
昨シーズンは2月の別府大分毎日マラソンの1本だけ。しかも、3:32:08と3時間半を切れず今年の出場権を逃す結果に。
2017年3月5日の鹿児島マラソンで出した3°27'47"以来、PB更新から2年半が経過。
今回のレースもエントリーしたものの、夏の練習量が足りず、走るのやめようかなぁとさえ思う状況。
とりあえず、シーズン本番に向けてサブ4くらいのペースでロングの練習ができればいいかと会場に向かいました。
5時過ぎに起床し朝ごはんに大福とカステラを食べて6:08に出発。
当日受付は「午前6時30分から午前8時20分」だったので余裕かと思いきや1km手前のローソン付近から渋滞で動かなくなりました。その時点でまだ7:30だったので、まだ余裕はありました少しドキドキ。到着が7:52なので1km進むのに22分掛かりました。
到着後、すぐに体育館で受け付けを済ませ一旦車へ。着替えたり準備を済ませ、いざスタートラインへ。今回知り合いは1名だけだと思っていたのですが、意外と5人くらいに会えて少しリラックスできました。
9時スタートで8:30にスタートラインへの整列が開始。目標タイム3時間半~4時間の先頭で待機していたとき隣にいたおじいちゃんの一言でスイッチが入りました。
「最高やんなぁ。スタートラインに立つ!」
正直、若干泣きそうになりました。
と、いけるところまでサブ3.5のペースランナーに付いていこうと決めました。
最近、バリバリ調子の良さそうに見えていた知人のUさんには練習メニューを教えていただき刺激をもらいました。
この大会のサブ3.5のぺーサーは3人で3人が一緒に走る形。15人程度の集団でスタート。
別大でお世話になってる兄さんに前を引いてもらい、風を受けない走り易さを体験したくせに今回はペーサーの隣をキープ。ときにはペーサー2人の間を走るという調子の乗りぶり。
別大で前半4:30/kmペースで走った際、腕を振りすぎでゴール後、腕が上がらなくなったので、今回は腕をあまり振らない省エネ走法で行くことに。若干「ペース速くね?」と感じながらも楽についていけていたと思います(ペーサーのおひとりは前週に筑後川マラソンを走られたそうです。しかも2時間台というエリートランナー。)。
さて、本大会は今回から高速道路を走るコースに変更になりました。これまでがしょっぱなから上りのきついコースだったこともあり「比較的平坦なコースです」と紹介されていました。が、私は車で何度か走ったことがあったのでアップダウンが激しいこと、鹿児島マラソンの様にバンクが多いことを知っておりました。
7kmすぎから高速道路に入り、予想していた通りのアップダウンが始まります。が、アドレナリン出てたのかとても気持ちよく走れていました。
15km付近だったと思います。ペーサーのおひとりから
「ペーサーよりもきれいにペース刻んでますね!」
と褒めていただき、「最近、調子悪かったんでサブ4くらいでいいやと思ってたんですけど、気持ちよく走れてるんでいけるとこまで付いていこうと思ってます」と饒舌に語り、その後もしばらく話しながら走っていました。
おそらくこれが減速のフラグでした(笑)調子に乗ると痛い目に合う。2015年の北九州マラソンで経験していたはずなのに学ばない私。
高速の終点、阿久根ICできつい上りがあるのを聞いていましたが、そこから急に足が動かなくなりました。
徐々にとかじゃなくて本当に急に。ラップ見ていただければ分かりますが、突然どうしたという感じです。ついていこうにも足が動かない。ペーサーさん達が励ましてくださいましたが、どんどん集団は小さくなっていきました。
後から冷静に思い返すとそれもそのはずで、過去3ヶ月の練習見ると20km以上走ったのは9/15と8/18の2回だけ。最長距離は22.8kmとまさに練習通りの結果が出たとしか言いようがありません。
しばらくもがき、テンションが下がり、26km付近のエイドではコーラの入ったコップをゴミ箱と間違えてスポンジのバケツにぶちまけてしまいました。めっちゃ平謝りしましたが、係の方本当に申し訳ありませんでした。
30kmくらいで時計を見るとまだ2時間30分しか経過しておらず。これからの12kmを6:20/kmで走らない限り4時間超えることはないと分かり少し冷静に(しかし、それで甘えちゃった部分もあると思いますが)。
そこからはほとんど一人旅。サブ3.5のぺーサーさんが「今年はサブ3.5の集団が多い」と話されてましたが、おそらくサブ3.5とサブ4付近のボリュームが多く、その間が極端に少なかったんだと思います。ゴールに近づくにつれて私の周りにも人が多くなってきました。
そこからはとにかく歩かないことだけを目標に必死に足を動かしました。
37kmで高速を降りて、そこからが長く感じました。競技場まで一直線の農道に入りあと2kmくらい。顔が笑顔なんで「いけ!ラストスパート!」とか言われるんだけど、脚がめっちゃ痛いんで無理。ってか、股ズレがハンパなくてそっちの方が激痛。
競技場の入り口でHさんに「ラストスパート!サブ4いける!」「競技場入ったらダッシュする」「いや、もう競技場だから」なんてやり取りしながらグラウンドに突入。いつも最後だけは身体が動き、200mくらいダッシュしてゴール。
結果は3時間53分17秒。30kmまで付いていけると思ってたので全然でしたが、20kmでもキロ5分の貯金ってすごいんだなと思い知らされました。ゴール手前にUさんがいたので、ゴール後行こうと思いましたが立っているだけで、ふくらはぎが攣りそうで動けない。靴を脱いでしばらく横になってました。
そうそう、その時に大事なこと言ってました。今回初の高速道路コースとなり、参加費が1万円になったので様子を見て来年参加しようって方が結構いらっしゃいましたが、来年は鹿児島国体2020の関係で大会はお休みとのアナウンスがありました。
車に移動しようと靴を履こうとすると、また攣りそうに。諦めて靴下で車まで移動。着替えて汗を拭いて帰ろうとしたのですが、少しだけ休憩しようと横になったら気づいたら1時間くらい寝てしまい起きてびっくり。でも、脚の痛みはだいぶ引いていたので、参加賞のうどん等食べることなく家路につきました。
今回つくづく思い知らされたのは「速くなりたいのであれば言い訳せずに練習するしかない」ということ。
前日に読んだの大迫君の本で「やらない理由を探すんじゃなくてやる理由を探すべきだ」と書いてありました。
なんで自分は走っているのか。プロや実業団でもないし、速くなったところで表彰台に上がれるわけでもない。どちらかというと健康を害するレベルにきている。ただ完走するだけなら達成感が得られるわけでもない。それでも私は走る。
言い訳せずやるべきことをやって2月の京都に臨みます。今日のゴールがいいスタートになりました。
良かった点と悪かった点
【良かった点】
・前半きれいにペースを刻むことができた
・何度も沿道の方に笑顔を褒められた(そんな暇あればもっと頑張れ)
・暑いの苦手なのにそこそこやれた
【悪かった点】
・アホなくらいタレた
・折り返し後、一番テンション下がってた時のエイドでスポンジのバケツに間違って紙コップを捨ててしまいコーラを撒き散らした
・暑さ対策でキャップをかぶったためお気に入りの髪が隠れた。スポンジで頭ジャブジャブしすぎて帽子を脱いだらカッパになってた
・後半水飲みすぎて溺れた
あ、noteとpolcaで京都マラソンに向けたスポンサー募集しております。そちらもよろしくお願いしますm(_ _)m