さて、前回に続いて今日は姶良市立加治木図書館に行ってまいりました。ほんとは栗野図書館にこっそり行こうかと思ってたのですが、ETC付きの方を妻が乗って行かれたのでさすがに遠いなぁと思い近場に。
初めて行ったのですが、驚いたことに建物自体が有形文化財に登録されているのです(下記リンク参照)。昭和12年に建てられたものでfacebookに写真を上げたところ「我が家では寺子屋図書館と呼んで親しんできました」とコメントをいただいたのですが、まさに寺子屋。朝早くにも関わらず地元の進学校の生徒さんがたくさんお勉強しに来ていました。
図書館の入口で靴を脱いで入ります。図書館自体はそんなに広くないのですが蔵書は意外と充実してました。入口入って手前半分に書架が並んでおり奥を3分割する形で正面が事務室、左が一般の閲覧席、右が児童書・絵本コーナー。9:20に到着したのですが、ちょうど今日は10:30からおはなし会があるとのこと。待ち長い。我慢出来るかが問題だ。とりあえず絵本を読む。大量に読む。初めは初めての場所に緊張していた奏太も途中からイスに上り下りして遊んだり、案内板の絵を指さして「ゾウ!」って言ったり慣れてきた。10時になったところで一度おやつを食べに車に退散。
満腹になったところで再度入館。おはなし会が始まるまでとにかく絵本を読む。飽きずに読む。ときたま我が家にある本を読まされる。息子よ。それはここじゃなくても読めるから他のにしよう。
10:30 おはなし会開始。そんなに多くはなかったけれども子どもが集まってきた。3人の司書さんがわらべうたを歌いながら入場。3冊の絵本を読んでくれた。
1冊目は増田純子作『ぽつぽつぽつ』 福音館書店(こどものとも0.1.2. 2013年6月号)
雨が降ってたからね。奏太はちょっとビビってたのか私の膝で大人しくしてました。が、絵本が進むに連れてイスで遊びだす。隣の子のお母さんと目が合いタイプだったのか何度も見る。
2冊目は内田麟太郎 作、山本孝 絵『かっぱのこいのぼり』
岩崎書店
5月ですからね。愛媛県が舞台となっており、坊ちゃん電車や道後温泉が出てきて行ったことがあると楽しいです。こちらはちょっとお兄さん向き。奏太はつまらなさを露骨に出し、読んでるお姉さんの横を素通りし本棚から『だるまさんの』を持ってくると私の膝に座り小声で音読を始める。そして「(小声で)だーるーまーさーんーのー」の後「め!」と叫ぶ。これには申し訳ないながらもおかしくってしょうがなかった。まったく。親の顔が見てみたいものですね。
3冊目はtupera tupera『ぼうし とったら』
学研教育出版
これは奏太に大ヒット。持っていた『だるまさんの』を置きお姉さんににじり寄る。たまに隣の子とお姉さんの間に立つものだからその度に左に引っ張る。これめくるタイプの絵本なのですが、奏太がめくり出さないかドキドキでした。
最後に布を使ったわらべうた遊びをみんなでしておしまいでした。初めておはなし会に参加しましたが、保育園での様子もこんななのかなぁとちょっと嬉しかったです。
奏太はこの後、お兄さん用のイスによじのぼり得意げな顔。まだ帰りたくなさそうでしたがご飯の時間も近づいていたので帰りました。
親子連れと勉強目的の中高生が圧倒的に多い印象。中央図書館はソファでスポーツ紙やハードカバーを読んでいる年配の男性が多い感じがしますが、時間の関係か全くそういう方はおらず。子どもが多いから勉強しづらいかというと、学習室が別にあるのでそうでもないかと思います。木造で居心地いいし、もっと色んな人に使ってほしいなぁと思いました。
絵本読んでばっかで悔しかったのでちょっとだけ平田オリザ『わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)』を立ち読み。本当にちょっとだけ。
次はどこの図書館に行こうかしら。おすすめ図書館あったら教えてくださーい
姶良市立図書館
http://lib-aira.jp/guidance.html
鹿児島県/登録有形文化財 加治木図書館
http://www.pref.kagoshima.jp/ba08/kyoiku-bunka/bunkazai/bunka/documents/5900_20120214112847-1.pdf