劇団鳴かず飛ばず 演劇

【感想】劇団鳴かず飛ばず 第8回公演 『大江戸ロケット』

投稿日:2010年10月11日 更新日:

【ネタバレ注意】
(冒頭でおもしろかったらブログに書くように言われたので書きます。つまりはおもしろかったです。ここに書きますことは、いち観劇好きの意見ですので、劇団の皆様は「じゃあお前やってみろよ」とか言わず心静かにお読みください。)
劇団鳴かず飛ばず 第8回公演 『大江戸ロケット』
千秋楽観てまいりました。


偶然、奥様がリビング新聞で見つけたこのお芝居。数々の舞台を観てきておりましたが、正直今まで地方の劇団は敬遠しておりました。ところが、ホームページを拝見したところスゴイのですよ。デザインが素晴らしい。鹿児島の劇団でここまでできるところがあるのかと、もう観に行かざるを得ませんでした。

といいつつ、前日の宮崎日帰りで行こうか迷っておったのですが、なぜだかどうしても観なければという思いに駆られいざサンエールへ。

ね、この看板もおしゃれでしょ?

会場前、当日券の列に並ぶと結構な数のお客さん。
少々、時間を過ぎ会場。3列目の中央へ。

開演時間前にキャラメルボックス的な注意事項の小芝居。
素人(と言ってもおそらく団員の友人)を軽くいじって終了。

さて、ここから本編。思ったことを箇条書きで。
・ナレーションが聞こえない。
・すべり3尺玉で吹き出したソラがかわいかった。
・韓国語のくだりでソラが言った「確かニダ」が好き
・ご隠居が自分の言ったギャグに照れたのがかわいかった。
・殺陣がすごかった。なぜあそこまでできるのかと思うくらい。ただ残念なくらい音があっていなかった。
・舞台下手上部、(お伊勢がはけるシーンだったと思う)ドアを閉める方がマイクを持っておりそれが見えた。
・新佐が死んだとか死なないとか粗忽長屋仕立てになっており、落語も取り入れられていたのに好感。
・「錠前屋の星」のくだり、姉さん⇒誰?がウケた。
・家政婦は見た。がいまいち伝わっていなかった気がしたが、私は好き
・客席にご老人、子どもが結構いたにも関わらず堂々ど下ネタを混ぜ込んでいたのは良かったと思う。
・赤井が殺陣中にピストルを落としたものの上手に拾えて安心した
・ロケット再開のナレーション。おぬいのスポットライトがずれている
・鐘の音が大音量で流れる中での清吉とソラのシーン。すごく好き。ソラの表情が抜群。
・休憩が短かったような気がした。私はずっと座りっぱなしだったので良かったのだが、遅れて入ってくる方が結構いた。後半の飛ばし具合を見て、「ああ、押してたんだな」と分かった。
・上記と同じだが、後半が巻きすぎで全体的に間がなく、もったいなかった。
・観終わった後、もうほんとに感動しておりましたんで、カーテンコール(千秋楽だったし)を楽しみに拍手を続けておりましたが、あっさりアナウンスで残念。

続いて、役者さんたちの素晴らしかったところを箇条書きで

中崎喬大さん(清吉):まっすぐなところがまさに主役。感情をストレートに表現するのが上手だなと思いました。
カープのマエケンに似てると思ったが、ホームページ見たらそうでもない。

平岡京子さん(ソラ):天真爛漫な笑顔と全身での表現に魅力を感じた。他の役者のアドリブに時々吹き出してしまうのが好感が持てる。ってか、とにかくかわいい。

宇都さん(ご隠居):おそらく客席の笑いを一番取っていたのは彼だったように感じる。これでもかってくらいのアドリブに私も大満足でしたが、逆に持って行きすぎたかなぁと思いました。

春田さん(鳥居):たぶん、高校の同級生だと思う。鳥居という威厳の塊の様な役柄をしっかりと演じきっていた。役柄的にずっと仏頂面だったので堅い役専門なのか?と思ったがダンスの際に見せる笑顔でそうではないことが分かった。全然、違う感じの演技を見てみたい。

齋藤さん(お伊勢):とてもはまり役で、劇団新感線の「高田聖子」が思い浮かんだ(実際のお伊勢役は村木よし子
ですが)。自分が絡む部分以外でもしっかり表情・所作がなされていて上手だなぁと思った。

MANABUさん(鉄十):ほんとにアマチュアですか??全ての演技に安定感があって、引き込まれました。

赤池さん(天凰):どっしり脇を固めてた印象。殺陣も演技も徹底されていて、彼女のおかげで締まっていたようにも感じました。

大毛さん(おぬい):なんか、キャラメルボックスにいそうな感じですよね。ほんわかしてて癒されました。

米田さん(銀次郎):今回のお芝居で一番好きな役者さん。見る前にHPの写真とか見ていた段階では正直「この人すっごくでしゃばって目
立とうとするだろうなぁ」と思ってましたが(ごめんなさい)、演技を見てファンになりました。何がいいって私がお芝居に求めている人間臭さ、微妙な感情の表現がとってもうまい。言葉を発しないでも微妙な表現ができる。演技を見てて「橋本じゅん」が思い浮かびました(実際の銀次郎は古田新太)。今回のMVPだ!!

原田さん(演出):すみません。演出と書かせてください。全体を通して、お客さんが楽しめる演出になっており3時間があっという間に過ぎました。ブログで鐘の鳴り響く中でのシーンはオリジナルということを拝見しましたが、私が一番胸を打たれたのがあのシーンでした。ああいう、セリフのない表情で気持ちを表現するシーン大好きです。まさか鹿児島で劇団新感線の脚本ものを観れるとは思っていなかったので本当に感謝しています。これからも色々なジャンルに挑戦してください。

以上、好き勝手に書かせていただきましたが何が言いたいかっていうと本当に最高でした。これで1,500円は安すぎる。せめて3,000円取っていいよ。これから毎回公演観に行きますね。周りにも広めまくります。鹿児島でこんなに面白い劇団があると知って嬉しく思います。ありがとう。

今まで自分で演じてみたいという想いがありましたが、良いもの見せられたせいで逆に諦めが着いた気がします。
自分がやる側に回ったら好き勝手書けないしねww

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