ベトナム語

「アンさんーアインさん」論争に終止符!?

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※ベトナム語を勉強していないとチンプンカンプンな話です。

 

ベトナム人の名前に関して、私がよく言っていることがあります。

それは「Anh」さんというベトナム人の方が日本で「アン」さんと表記されていた際に「正しくは『ハイン』さんなんだけどね」ということ。

これは文末の「nh」「ィン」と発音すると学んだ結果によるもので、「Anh」さんなら「アン」さんではなく「アインさん」「Oanh」さんなら「オアン」さんでなく「オアイン」さんか「ワイン」さん、「Canh」さんなら...(以下略)。

では「ハン」さんはどう書くのかと言うと「Hang」(実際にそういう名前の方がいらっしゃるかは分かりませんが)、「アン」さんの場合は「Ang」「オアン」さんは「Oang」というのが私の中での正しい表記でした。

 

それは先日、ひょんなことから覆されました。

その日、私は初めて会うベトナム人2人を載せて運転しておりました。2人は中部と南部出身者。普段あまり学んだベトナム語を披露する機会のない私はここぞとばかりにベトナム語で話しかけまくりました。

暖房をつけてはいたものの寒い時間帯でした。そこで2人にこう尋ねました。

Em có lạnh không?
私

Emがあなた、lạnhが寒い、có ~không?で疑問形です。

ベトナム語をカタカナで書くのは邪道と言われてますが、理解を助けるために書いてみますと

「エム コー(⤴) ラィ(低い音で本来ある末尾のンは聞こえないくらい) ホン」という感じになります。

しかし、2人にはこれが通じず「ん?暇?ですか?そう聞こえます」と言われてしまいました。

「あれ?間違ったかな」と考えてみると「あなたは暇ですか?」の場合は

「Em có rảnh không?」で「エム コー(⤴) ザイン(↘⤴) ホン」と読むはずです。

じゃあ「寒いですかは何て言うの?」と聞いてみると

「エム コー(⤴) ラン(⤴) ホン です」との回答。

私の感覚では「láng」の読み方で「lạnh」が発音されていました。

その時点ではスペルに自信が無く「むむむ」と溜飲を下げたのですが、その後の会話で法則性に気づきました。

それは冒頭に書いた名前のひとつ「Hanh」さん。正確には「Hạnh」と書くのですが、これを彼女たちは「ハン(⤴)」と読んだのです。

 

ベトナム語は北部と中部と南部に分けられ、その地域によって方言があるのですが、北部では「アィン」と読む「anh」が中部と南部では「アン」と読み、低く喉を締めて発音する「ạnhのaの下の点」は北部の「áのお尻上がり」とどうやら同じっぽい。

北部では6つある声調が南部では3つしかないということは聞いたことがあったのですが、北部弁でしか学んできていない私に取っては中々ハイレベルでした。

ただでさえ「世界一難しい言語」とも言われるベトナム語なのに、地域によってこんなに違うとは...

でも、こうやって会話の中で違いに気づくと理解しやすくおもしろいなぁと思いました。南部弁、中部弁に詳しい方、私の理解が間違っておりましたら是非教えていただけると嬉しいです。

 

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