新生活の思い出
鹿児島県姶良市(あいらし) ラジオネーム:鼻からソーダ 37歳
19年前、大学のオリエンテーションのあと、私は大学から花見会場の公園に向かって歩いてました。まさかその数分のできごとが、これからの大学生活を変えることになるとは夢にも思いませんでした。
花見会場への道を私はその日あったばかりの「じゅん君」と並んで歩いていました。すると、後ろを歩いていた別のクラスメイトが「じゅん!」と呼びました。続けて私のことを「じょん!」と。そして「今日からお前じょんな!」と言うではありませんか。
もちろん私の名前はじょんではありませんし、「じょ」も付かなければ「じ」すらつきません。ただ「じゅん」の隣を歩いていただけです。
その日以来、大学での私は「じょん」になりました。まさか入学直後にこれまでのアイデンティティが崩壊することになろうとは。