08子どもの食と栄養 保育士 平成26年保育士試験

子どもの食と栄養 問15~16 平成26年保育士試験(再試験)

 

※注 解説は私が個人的に書いているだけですので悪しからず。おかしなところがあればご指摘いただけると嬉しいです。

 

一般社団法人全国保育士養成協議会
http://www.hoyokyo.or.jp/exam/pasttest/index.html

 

 

問15 次の文は、「児童福祉施設における『食事摂取基準』を活用した食事計画」(平成22 年:厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 子どもの性、年齢、発育・発達状況、栄養状態、生活状況等を把握・評価し、提供することが適当なエネルギー及び栄養素の量の目標を設定するよう努めること。
B 子どもの性、年齢、身体活動レベルに応じて、年齢階級等の別に給与栄養量の目標を設定しても差し支えないこと。
C 身体活動レベルについては、年齢階級によってその区分が異なり、5歳までは区分がなく、6歳以降は成人と同じ3区分とされているので、各身体活動レベルの活動内容を参照に判断すること。
D エネルギー摂取量の計画に当たっては、健全な発育・発達を促すのに必要なエネルギー量を摂取することが基本となることから、定期的に身長及び体重を計測し、成長曲線に照らし合わせるなど、観察・評価を行うこと。

(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ○
2 ○ ○ × ○
3 ○ ○ × ×
4 ○ × ○ ○
5 × × × ○

【私の解答】2

【正解】1

【参考】
児童福祉施設における『食事摂取基準』を活用した食事計画
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T150422N0030.pdf

 

問16 次の文は、児童養護施設における食事に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 皆でおいしく、楽しく食事をする経験を繰り返し、それを習慣化することが心身の発達や人間関係の構築にもつながり重要となる。
B 子どもの心の状態が食生活に表れることもあり、広い視点で子どもの食生活を捉え、配慮することが必要である。
C 子どもたちの健やかな発育・発達を促す食事の提供、社会的自立に向けた栄養・食生活支援につながる食育を推進することが必要である。

(組み合わせ)
A B C
1 ○ ○ ○
2 ○ ○ ×
3 ○ × ×
4 × ○ ○
5 × ○ ×

【私の解答】1

【正解】1

【解説】

児童福祉施設における食事の提供ガイド - 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/03/dl/s0331-10a-015.pdf

3 児童養護施設

(1)児童養護施設における食生活の捉え方

児童養護施設で生活する子どもたちの入所理由や抱えている問題は複雑で多様である。入所前 の虐待経験や不適切な養育環境、入所による家族からの分離は子どもたちの心身の発達に影響を及 ぼしていることが少なくない。そのような子どもにとって、施設の生活が安全で安心できる場であ ることが大切である。時に、子どもの心の不安、満たされない思いは、食事に向けられることもあ るが、子どもの状況に合わせた適正な食事の提供は、生活の中の食事・睡眠などの生活リズムを整 えることにつながる。(A)皆でおいしく、楽しく食事をする経験を繰り返し、それを習慣化することが 心身の発達や人間関係の構築にもつながり重要となる。(B)子どもの心の状態が食生活に表れることも あり、広い視点で子どもの食生活を捉え、配慮することが必要である。

また、施設の職員は、日常の生活を通して、食事のマナーや食文化、さらには調理や栄養面の知 識などを子どもに伝えるとともに入所する子どもが生涯にわたり豊かな食生活を営み心身共に健 康な生活を送れるように、支援することが大切である。

なお、保育士や児童指導員等は、子どもと生活を共にする時間が長いことから、子どもへ与える 影響は大きいものがある。管理栄養士・栄養士は、子どもに対する栄養面や食生活面での支援に加 えて、保育士や児童指導員等に対しても、子どもへの食事を通じた支援の大切さについて理解が深 まるよう配慮することも重要である。

(2)児童養護施設における具体的な食生活支援

児童養護施設おいては、(C)子どもたちの健やかな発育・発達を促す食事の提供、社会的自立に向け た栄養・食生活支援につながる食育を推進することが必要である。食育の推進においては管理栄養 士・栄養士が中心となり、多職種で連携を図りながら、食育計画、食事提供に関する計画を立て、 実践することが大切であり、個別の自立支援計画における食に関する内容を考慮し、一体的かつ継 続的な支援を行うことが求められる。

 

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