育メン日記(妊夫日記)

隠れ育休??

本日付けのパパスイッチブログに興味深い記事が。

パパ育休を考える(1) -「育休」と「隠れ育休」のギャップとは?:パパスイッチ

こちらの記事によると、平成22年度の男性育休取得率(厚労省)は、1.38%(前年1.72%)なのに対して同時期にNPO法人ファザーリング・ジャパンが発表した調査では、産後の妻のサポートや育児のために有給休暇などで取得した(以下、隠れ育休)乳幼児の父親は46.6%だったそうです。また、厚労省の調査によると育児休業の取得期間は「5日以下」の割合が最多でした。

隠れ育休という形を取るのかという理由の一つとして経済的理由を挙げつつ、しかし5日程度しか実際には取得できていない現状を踏まえ育児休業の取得が進まない原因は経済的な理由以外に(男性が連続して休業することを良しとしない上司などの存在や職場風土)あるのではないかという形で次回に繋いでいます。

 

私の場合はどうだったか。育休最後の日に書こうと思ってたことを併せて書こうと思います。私は妻の退院に合わせて1週間の育児休業を取得しました。といっても、制度としての育児休業を利用したのは1日だけで、あとは年次有給休暇2日と7、8月の公休を2日ずつ4日使って7日間休みました。理由としては、うちの会社では(大半の会社がそうだと思いますが)育児休業は無給のため、雇用保険から育児休業給付金として給与の50%が支給されるものの半日分のお給料がカットされることになります。7日間全て育児休業として取得すると、3.5日分のお給料が貰えないことになります。いうまでもなく妻は収入がない状況なので、ただでさえ出産後でお金がかかるところをお給料の1/6が貰えないというのは考えられませんでした。

じゃあ、育休使う必要はなかったんじゃないかということになりますが、人事担当として前例を作りたかったということにしておきます。今まで我社では男性の育児休業の取得実績はありませんでした。これからの時代、男性も育児休業を取るべきと個人的にも思いますので、自分が取って前例を作る事により、他の男性職員が取得しやすくなればいいなぁと。もちろん、くるみんマーク取りたいってのもありますが。

では、収入の問題がなかったとして、どれくらいの期間取得したかを考えるとやはり1週間が限界かなと思います。職場環境として育児休業が取りづらいというのは皆無だったし、いざとなれば自宅でも仕事はできるのですが、1週間という長い休みを入社以来取ったことなかったためか4日目くらいで不安になってくるんですね。自分がいなくっても大丈夫なんだなぁ、とか思って焦ってくるわけです。これが1ヶ月とかだと、もう帰る場所ないんじゃないかとか考えると思うんですね。

話飛びますけど、これって男性に限ったことじゃないと思うわけです。バリバリ仕事してた女性が妊娠・出産を経て仕事に復帰しようとする時も同じような気持ちなんじゃないかと。休む前と同様の能力を発揮できるだろうか。新しい職員が入ってたりして、自分はもう必要なんじゃないだろうか。少しのミスで、昔よりできなくなったと落ち込むんじゃないだろうか。

なんだかまとまりなくなってきましたが、個人的には出産時男性は1週間の育児休業を取るってことに決めてしまえばいいと思います。そうすれば、奥さんがどれだけつらい思いして子どもを生むのか、3食を準備するのがいかに大変なことか、一歩も外にでないで育児を行うことがどんなに心細いか、職場の妊婦さんをいたわってあげられるだろうし、職場の女性がどんな気持ちで復帰してくるかも分かるんじゃないかと。

まぁ、うちは里帰り出産しなかったし、お義母さん仕事があるため世話できない現状があったから私が休むしかなかったわけで、そういう環境が整ってる方は1週間じゃなくって、3日でも5日でも、「女性って大変だなぁ」って思うまで休めばいいと思います。

結論。「男性が連続して休業することを良しとしない上司などの存在や職場風土」によって育児休業を取得できない場合も多くあると思いますが、それに限らず長く休むことに対する抵抗っていうのがあるんじゃないでしょうか。ということで次回以降の連載を楽しみに待ちたいと思います。

ってか、「隠れ育休」ってピンとこないっすね。私なんかみんなに「1週間育休取ってましたから」って言いまくってますのでむしろ「隠れ有休・公休」な気がするんですよね。やっぱり環境だな。

【8/14追記】恐縮ながら、パパスイッチフレンズのつるぼんさんのブログに引用していただきました。
ママと子供のための、パパブログ 「男性の育児休暇と専業主婦の関係」

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