今日の南日本新聞「記者の目」欄はいつもお世話になっている記者さん担当で「読書のまち」というタイトルで読書タウン宣言プロジェクトについても触れてくださった。ありがたいなぁと思いつつあることに驚かされた。さつま町の図書館3施設(こども図書館 えほんの森、屋地楽習館 図書室、鶴田中央公民館 図書室)の年間図書購入費は3年前が計100万円、今は350万円だという。「少なっ」一瞬と思ったのだけれど意外とそんなものなのかもと思い調べてみた。
鹿児島県立図書館「本県の公共図書館(室)に関する概況に係る統計資料 ~「鹿児島県の公共図書館(平成24年度版より)」~」(http://goo.gl/c6OLWb)によると、昨年度の図書購入費の平均は1館室当たり2,172,000(図書館あり:2,566,000円、図書室のみ:429,000)となっており、さつま町の350万円は比較的恵まれているのかもしれない。1冊1,000円だとして3,500冊。結構買えるな。
前述の資料を見ていると、「住民1人当たりの図書購入費の比較的高い市町村」や「住民一人当たりの貸出冊数の高い市町村」といった項目でトップになっているのが同じ町であることに気づく。「くりの図書館」を有する湧水町である。ホームページを見るにつけ児童書が充実していたり、おはなしコーナーが安心して利用できそうなので一度行ってみたいと思っていた。他の公立図書館は住所か勤務地がその町にないとカードを作れないが、くりの図書館は誰でも作れる点も魅力だ。住民1人当たりの図書購入費が621.4円(2位 南九州市602.4円)、住民一人当たりの貸出冊数が11.73冊(2位 与論町11.29冊)。ちなみにさつま町の住民1人当たりの図書購入費は350万/23,022人=150.0円。10位の阿久根市が178.6円なのでやはりそう悪くはないようだ。3年前の100万だった頃は1人当たり40円ほどだったわけで、その差は大きい。
よく分からないのだけれども、こういう予算ってどうやって決まるんだろうか。単純に利用者や貸出冊数が多かったら図書費も増えるんですかね?さつま町の図書費が100万から350万に増えたところを見ると政策によるところが多いのでしょうか?教えて司書さん!
そんなこんなで利用カードの登録を拒否されまくってテンションの下がっていた図書館巡りを再開したいと思います。
とりあえず、くりの図書館の取り組みについて書かれた面白そうなの見つけたので注文してみました。
3月号 | 図書館問題研究会
http://goo.gl/OuAqjZ
私の図書費も調べてみた
どうでもいいのですが、私の図書費も参考までに調べてみました。
2012年
83冊、72,838円
2013年
83冊、84,201円
あれ?あれ~?我が家はお小遣いでして月23,000円なので84,201/276,000=30.5%を図書費が占めているわけですな。どうりで足りないわけだ。よし!図書館を利用しよう。