劇団上町クローズライン 演劇

【感想】劇団上町クローズライン「熱海殺人事件DX 売春捜査官」2/2

【ネタバレ注意】

2日連続で見てきました。劇団上町クローズライン「熱海殺人事件DX 売春捜査官」。今回ダブルキャストということで、昨日TEAM BURNを、そして今日TEAM DIVAを観てきました。

昼間にはマルヤで落語を聞くというなかなかできない経験をしましたが、キャパルボホールで芝居というのもこれまた貴重。

1日目はほぼ最後列の中央にて観ましたが、客席に高さがないため見えない部分も多く、後半で最前列にいた男の子がキスされていたので、2日目は最前列に座りました(笑)ただ中央の席には昨日と同じ男の子が座っていたので「ちぇっ」と舌打ちをして左列へ。ただ、その男の子の隣に小学生の女の子が座っていたことにいろんな意味で心配になってのは秘密。

いつもだったらここから感想を箇条書きで書くのですが、今回はあまりの衝撃に覚えていないのでおおまかに。

今回初めてクローズラインの公演を、そしてつか芝居を観たのですが、まず驚いたのは音響の迫力。なんでキャパルボでやるのか?という疑問も開始直後に判明しました。帰ってからウィキペディアにて調べたところつか芝居の定番なのですね。勉強不足で恥ずかしい限り。

そして、次に驚かされたのが春田さん・原田さんの演技。この両名の演技を観るのはまだ4回目。春田さんはどちらかというといつも男っぽい役が多く「男らしい」演技しか観たことがなかったのですが(コントは除く)、今回は力強い演技の中にも女性的な魅力が見える演技で色気もあったし、まさに春田さんのための役だなという印象を受けました。原田くんはいつも演出しながらのお芝居で「ちょっと大げさだなぁ」と思うこともあったんですが、今回の芝居を観て納得。これが彼の原点なんだなと(勝手な推測)。つか芝居に対する愛情をひしひしと感じたし、時に金太郎役はすごく良かった。4公演すべてぶっ通しですよ。もう本当に尊敬に値します。

ってか、下ネタにしてもきわどい表現にしても、ほんとにこれぞ芝居ですよね。これでもかってこれでもかって程にたたみかけるもんだから「ぎっちょんばっちょん」しっぱなしでした。

すごく感じたのが裏方の大切さ。役者にばかり目がいってしまいがちですが、音響にしても、照明にしても、衣装にしても全ての息があってないと良い芝居は作れないんだなぁと。今回はそれがまさにぴったし合ったものを見せてもらえて放心状態で帰りました。もう感謝。

ああ、そういえば大江戸ロケットの時に一番宇都さんが笑いを取ってたって書きましたが、今回も確実に宇都さんで一番笑いました。でも、今回は笑いだけでなく、李たいぜん(漢字がわからん)が死ぬ前のくだりでは涙を流さずにはいられませんでした。ああいう、大人になりたいです。

全体通してこの度はお腹いっぱいに満足させていただきました。Twitterでも書いたのですが、これほどのお芝居を鹿児島で観られることを誇りに思います。これからも鹿児島の演劇を応援していく次第ですので、どんどん公演してくれればなぁとか無責任に思っております。

あ、そういや1日目の帰り際にHさんに「落ち着いたら飲みに行きましょう」と誘われたけど連絡先しらんわい!!見てたらパソコン宛にメールちょーだい!!

次の土曜に鹿児島演劇見本市。そして、7/17・18鹿児島大学演劇部テアトル火山団『エゴ・サーチ』。7/23・24演劇ユニットノヴァの刺身『イヌと肉』。会場はいずれも中央公民館!!と思ったら見本市は市民文化ホールですね。危うく中央公民館行くとこだった。今年はおかげで楽しい日々を送らせていただいております。まぁ、いつも楽しいですけどww

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