06保育の心理学 保育士 平成25年保育士試験

保育の心理学 問6~10 平成25年保育士試験

※注 正解は正式なものではありません。正確な解答は主催者の発表をご覧ください。
解説に関しても私が個人的に書いているだけですので悪しからず。
おかしなところがあればご指摘いただけると嬉しいです。

特にこの科目は私不合格ですので当てにならないです(笑)

 

一般社団法人全国保育士養成協議会
http://www.hoyokyo.or.jp/exam/pasttest/index.html

問6 次の文は、乳児の他者との関わりについての記述である。適切な記述を◯、不適切な記述を✕とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 乳児は、他児の泣き声にを聞いて、つられて泣くことがある。発達心理学では、これを情動伝染と呼ぶ。
B 乳児は、養育者の顔、特に目をじっと見つめるようになる。発達心理学では、これをアイ・コンタクトとよび、二者の関係形成の指標として重視している。
C 乳児は日常生活において、大人の働きかけに合わせて自分の身体を動かすことがある。発達心理学では、これを社会的参照と呼ぶ。

(組み合わせ)
ABC
1◯◯◯
2◯◯✕
3◯✕✕
4✕◯◯
5✕✕◯

【私の解答】3

【正解】2

【解説】

社会的参照とは、他者への問い合わせとも言う。乳児期における情動的
やり取りは情報としての価値を持っており、1歳前後では、行動決定に
迷うような曖昧な状況では、大人の表情を手がかりにして承認を
求めた上で行動化するということ。自我発達の初期において、そのような
周囲の大人は、一般化された他者と区別され、重要な他者(意味ある他者)
と呼ばれているのである。

社会的参照:心理学用語集(http://www.1-ski.net/archives/000156.html)

 

問7 次の文は、自己と他者の関係についての記述である。適切な記述を◯、不適切な記述を✕とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 自己中心性を脱し、他者の視点から物事を考えることができる能力を役割取得という。
B 表情などから他者の感情を推測し、その感情を共有することを共感性という。
C 外的報酬などを期待せずに相手のためになることを、自発的に行なう行動を向社会的行動という。
D ある集団に属し、自分は集団の一員であると確かに感じていることを帰属意識という。

(組み合わせ)
ABCD
1◯◯◯◯
2◯✕◯✕
3◯✕✕◯
4✕◯✕✕
5✕✕◯✕

【私の解答】4

【正解】1

 

問8 次の文は、障害発達理論についての記述である。この理論を提唱した人物として正しいものを一つ選びなさい。

生涯発達心理学の観念として、①個体の発達は生涯にわたる過程であること、②発達は全生涯を通じて常に獲得(成長)と喪失(衰退)とが相互に関連しあって共在する過程であること、③個体の発達は歴史的文化的条件の影響を受けること、などを主張し発達について新たな視点をもたらした。

1キャンポス(Campos, J.J.)
2バルテス(Baltes, P.B.)
3ローレンツ(Lorenz, K.)
4ブラゼルトン(Brazelton, T.B.)
5ギブソン(Gibson, E.J.)

【私の解答】5

【正解】2

【解説】
1.キャンポス:視覚的断崖装置の断崖側実験
3.ローレンツ:インプリンティング
4.ブラゼルトン:新生児行動評価法、母子相互作用
5.ギブソン:視覚的断崖実験

 

問9 次の文は、老年期の発達についての記述である。適切な記述を◯、不適切な記述を✕とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A エリクソン(Erikson, E.H.)によると、老年期の発達課題は「統合対絶望」である。
B アイデンティティの再構築は、老年期特有のものである。
C 知的能力の低下を防ぐために、日常生活で知的活動を行うことが有効である。

(組み合わせ)
ABC
1◯◯✕
2◯✕◯
3✕◯◯
4✕◯✕
5✕✕◯

【私の解答】5

【正解】2

【解説】
B自己同一性(アイデンティティ)は中年期や老年期に繰り返し再構築される。

 

問10  次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
Q保育園の砂場でRちゃんとSちゃんが近くでそれぞれにお団子をつくって遊んでいます。しかし、人の間でのやりとりはみられません。その傍らにいるTちゃんは、その様子をじっと見つめています。

【設問】( A )〜( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
パーテン(Parten, M.B.)が示した遊びの参加形態によると、RちゃんとSちゃんのような遊びの形態は( A )といい、それぞれが役割や仕事の分担を明確にして遊ぶ( B )とは異なる。また、Tちゃんのような参加形態を( C )とよんだ。

(組み合わせ)
A    B    C
1 平行遊び 協同遊び 傍観
2 平行遊び 連合遊び 一人遊び
3 平行遊び 連合遊び 傍観
4 連合遊び 協同遊び 傍観
5 連合遊び 協同遊び 一人遊び

【私の解答】3

【正解】1

【解説】
パーテン(Parten, M.)の遊びに関する発達段階
①ぶらぶらした行動(何もしていない)
特になにかで遊ぶでもなく、何もしないで歩き回ったり、部屋の中を見回したりする。
②ひとり遊び
他の子どもたちと関係をもとうとせず、1人で自分だけの遊びに熱中する。
③傍観(者行動)
他の子どもが遊んでいるのを見て、質問したり、遊びに口出ししたりするが、遊びに加わらない。
④並行遊び(2,3歳から)
他の子どものそばで、同じような遊びをしているが、相互に干渉したりはしない。
⑤連合遊び(2,3歳から)
他の子どもといっしょに1つの遊びをし、おもちゃの貸し借りがみられる。
しかし、分業などはみられず、組織化されていない。
⑥協同遊び(3,4歳から急激に出現)
何かをつくるとか、ある一定の目的のために、いっしょに遊ぶ。
役割分担や組織化がなされ、リーダーの役割を取る子どもが現れる。

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