演劇 鹿児島演劇協議会

【感想】鹿児島演劇見本市2011

【ネタバレ注意】
昨日のブログに書いたとおり市民文化ホールに鹿児島演劇見本市2011を観に行ってきました。

開場時間に市民文化ホールについたのですが、ロビーに誰もおらず会場間違ったかと焦っていたところ4回のホールだということが判明。受付で福薗さんとロイジさんに挨拶し入場。左の前から3列目に陣取ったところ、後から私の隣に座った2組が4人とも鹿児島の演劇関係者。顔は割れてないもののいつもブログに偉そうなこと書いてるだけにビクビクしておりましたw

この演劇見本市は鹿児島演劇協議会主催で鹿児島の劇団が30分ずつ演技するというもの。色んな団体が参加しており、知らない劇団を知るいい機会です。私も今回参加の7団体は初観でした。印象の残った劇団を中心に感想を。

◯劇団CLOVER
正直、今まで足が進まなかったのですが予想より全然おもしろかった。ディティールにはこだわらないと言ってましたが、女の子が公園のゴミ箱の横にバッグを置くのは納得できません(笑)次回公演観に行ってみようかな。

◯演劇ユニット火曜市
ロイジさんの初脚本、初演出の作品でしたが、初とは思えないほどの客席の沸き具合と安定感。田中さん(旦那)お得意コスプレとバドガの時のような大人の男(オウム役だからオス?)の両方で新境地を発揮してました。櫻木さんが全体的に落ち着いてたのが素敵でした。次はいつ観られるのやら。

◯劇団いぶき
見本市の目的のひとつに本公演に足を運んでもらう という点があるとおもうのですが、その点については一番印象深かった劇団。まぁ「新作公演に関するいくつかのこと。」というタイトルからいってそういう構成をしているわけですが、演技だけでなくコーラス舞台や楽器もあって、みんなで舞台を作り上げている感じがしました。何より舞台上の皆さん全員が楽しんでいるのが伝わってきて是非本公演を観に行きたいと思いました。

◯劇団コスモス
この雰囲気の中であの一人芝居ができるのはすごい。終盤だったためちょっと集中力が切れており入り込めなかったのが正直なところなのですが、十分に個性を発揮していたように思います。劇団名をネットで検索すると東京の同名の劇団が出てくるのが・・・

◯Alm Dawn
先日のLOKEさんの都城公演の際に終演後に今回の主役の子(前田さんか石守さんか)を見て、「絶対この子おもろい」と思っていましたが、まさに間違しでした。なんでそこまで踊れるんだ?ってくらいのキレのあるダンスと誰にでも愛されるようなキャラで会場の笑いを誘っていました。彼とは対照的に、適当すぎるダンスで爆笑をさらっていた仮屋園さんも最高でした。KARAの曲にのせてのダンスもかわいかったぁ。何より一般の劇団と高校の演劇部がユニット組んでるところがおもしろいですよね。演劇界の底上げというか裾野を広げるというか。それぞれの劇団が個性を発揮するのも大事ですが、混ざり合うことでの化学反応も興味深いですよね。最後に爆笑で帰れてよかったのですが、逆に最後だったせいで結構な人数が帰られててAlm Downさんを観てもらえなかったのが残念でした。

全体的に、既に知ってる方々の新しい部分が見えたり、全く知らない劇団を知ることができたりでとても有意義な時間でした。アンケートにも書いたのですが、せっかくこれだけ(むしろ参加している団体以外にも)素敵な劇団・ユニットがあるにも関わらず、新規のお客さんを獲得出来ていないんじゃないかという印象があります。インターネットで検索してみると、劇団によっては長い間更新されていないところがあったり、ブログが作成だけされていて記事がなかったり。そういった部分で各劇団がもう少しデジタルを活用して広報されたらいいんじゃないかなと思いました。劇団鳴かず飛ばずさんがいいお手本だと思うのですがホームページもかっこいいしブログやTwitterも活用しててそれが大江戸ロケットの動員数に結びついたのではとか思ったり思わなかったり。最近ではみなみ~るさんも熱心に記事にしてくださいますし、先日は鹿児島経済新聞さんに見本市の記事が載りましたよね。演劇協議会のホームページを作って(非公式のものはあるようですが)、そこから全ての劇団に飛べるようにしたらいいんじゃないかな。

勝手に「鹿児島の演劇」情報まとめたFaceBookページ(ブログの更新がRSSで更新される程度の)作ろうかと思っちゃいましたよ。怒られそうだからしないけど。

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