イベント

TED x Kagoshima Women 2013 に行ってきた

事前に書いておりましたとおり、7日に開催された「TEDxKagoshimaWomen 2013」に行ってまいりました。会場で色んな方から先日のPechaKuchaについての記事を「あんなに早くアップするなんて」とお褒めいただいたのですが、あまのじゃく&ハードルが上がったためこっそりアップですよ。ぐへへ。

会場はマルヤガーデンズの7F ガーデン7。「ガーデンルーフガーデン レストラン」でランチした際に以前ガーデン7だった場所も席になっていたので、てっきりガーデン7なくなっちゃったと思っていましたがイベント利用の際は区切ってお借りできるようです。

申し込み&参加受付はPeatixというサイトのシステムを使用してました。初Peatix体験でバーコードをかざす(だけ)のを楽しみにしてたんですが、直前にAndroidがバージョンアップ作業を開始し(正しくは開始ボタンを押したのは私。時間があんなにかかるとは知らなかった)、結局口頭で受付という残念な結果に。受付では名札を配られました。

TEDx名札

こんなグローバルなイベントに参加しておいて「能瀬」はないだろう(しかも筆跡がヒドい)と気づきましたが時すでに遅し。せっかくのかっこいい名札が台無し。「Hiroyuki」でも大学時代のニックネームの「じょん」でも書けばよかった。

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名札と一緒に配られたリーフレット。とても素敵。

今回のイベントは直前にサンフランシスコで開催された「TEDWomen 2013」との連動イベントで2部構成。第1部は鹿児島のスピーカー3名のアイデアの紹介。第2部では「TEDWomen 2013」のVTRを放映という形式でした。

Session1 鹿児島のスピーカー

1人目 新村友季子(にいむらゆきこ)さん

 

投稿 by TEDxKagoshima.

新村さんは「老舗」「伝統」をキーワードに、13年前にご実家の割烹料理店でアルバイトとして働き始めた頃から、3代目になることを決意するに至るまでお話をされました。始めのうちは、2代目のお父様やスタッフとなかなかうまくいかず怒鳴られる毎日だったそうですが、そこで新村さんが取った行動によって少しずつ周りに認めてもらえるようになったというお話や、ある時見つけたお祖父様の書いた本の挿絵を商品のパッケージに活かすアイデアはとても興味深かったです。伝統を守ることも大事ですが、「守る」ためには「挑戦」が不可欠ということ。「変わらない」ために「変える」ことも必要なのだと思いました。

割烹 山映(サンエイ)
http://satsuma-sanei.com/

鹿児島の老舗割烹山映がお届けするオンラインショップ
http://sanei-japan.com/

 

2人目 山口ひとみ(やまくち ひとみ)さん

 

投稿 by TEDxKagoshima.

山口さんは出産前に建築関係のお仕事をされていました。そこでお客さんから「ありがとう」と言われることにやりがいを感じ出産後もまた何かしらの仕事に就きたいとハローワークに行きます。しかし「近くに預けるところがないのであれば、正直どこも難しいですね」と言われ、小さな子どもをかかえての就職の難しさを思い知らされます。そんな時、山口さんの心の助けとなったのが某SNSサイトでした。ある日、そこで出会ったママ仲間同士意見交換会をしようということになり、県の施設に予約に行きます。赤ん坊がいるので当然和室を予約します。予約は1度受け入れられたものの、「障子にを破かれたら困る」「子どもが騒いで他の利用者の迷惑になる恐れがある」という理由で「県には貸せる施設はありません」と言われます。それらの経験から、「子育て中のお母さんが困ったときに頼れる仲間」を作るための様々な取組みを開始します。驚かされるのはその行動力。運営するcafeでのイベントは多岐に渡り、主催した映画会では1,400人ものお客さんを集めたそうです。「やれば道は開けます」とおっしゃっていた通り、とにかくやらないことには何も始まらないということを改めて考えさせられました。

cafemomo diary
http://cafemomo.chesuto.jp/

ママサポートプロジェクトかごしま
http://mspjkagoshima.chesuto.jp/

AsMama(アズママ)
http://asmama.jp/

 

3人目 東川 美和(ひがしかわ みわ)さん

 

投稿 by TEDxKagoshima.

東川さんのご主人は、最近よくメディアに出ていらっしゃるNPO法人かごしま探検の会の代表理事東川隆太郎さん。 かなりお話がおもしろいそうなのですが(まだお目・耳にかかったことがありません)、夫婦は似るのでしょうか。美和さんのお話もとんでもなくおもしろかったです。「お話」がというのは、内容もさることながら語り口や間、どれをとっても勉強になりました。東川さんご夫妻の馴れ初めからスタートしたお話。東川夫妻はまち歩きが仕事(とおっしゃってましたが、その上で原稿書いたり人に伝えたり)で自分が散歩したい・自分が残したい風景を「世間遺産」として認定することで多くの方に知ってもらう活動をしてらっしゃいます。世間遺産の認定基準は1.なつかしさを覚える 2.ストーリーがある 3.見つける喜びがある とのこと。なかなか普通の人が見落とすようなおもしろい風景を見つけるコツを今まで世間遺産に認定してきた「便所」の写真を見ながら伝授してくださいました。もう何度「便所」って言ったかわからないくらい「便所」って言ってました。そしてたくさん「便所」の写真が出てきました。東川さんのお話では自分たちの周りにいかにたくさんのおもしろいものがあるか、またそのへんにあるものも自分たちの見方でおもしろいものに変わるということを学びました。

 

NPO法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会--地理・歴史・自然を学び、鹿児島を考える
http://www.tankennokai.com/

 

Session2 TEDWomen 2013のVTR

TEDWomen 2013: Invented Here.
http://conferences.ted.com/TEDWomen2013/

第2部はTEDWomen 2013のVTRが全編Englishでplayされました。白vineをdrinkしながら聞いておりました。それぞれspeaker毎に日本語訳のsummaryが表示されてたのですが、大学時代に一瞬English teacherを目指したにも関わらずちっとも理解できませんでした。前の席の方々が話を聞きながら頷く度にvineの減りが早くなり、途中から後ろの懇談の声が大きくなったのをいいことに席を立って私も懇談しておりました。TEDのsiteに日本語字幕の動画が上がったらしっかり復習しようと思います。いや、それよりEnglishをstudyしなきゃいかないなとthinkしました。

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懇親会では全員とお話することはできませんでしたが、数名の方とお話させていただき楽しい時間を過ごすことができました。

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先日、PechaKuchaの際に黒丸さんがご紹介されていた切り絵作品集カレンダー。前回はビビって近づけませんでしたがご本人から買うことができました。3・4月の絵が好き。

 

PechaKuchaとTEDに参加して思ったこと

先日、PechaKucha参加した後に書こうとしていたこと忘れちゃいました。が、今思っていることを数点ほど。

鹿児島にもおもしろい人がたくさんいる

最近つくづく思います。本当におもしろい方がたくさんいるなと。そしてそんな方々を紹介してくださるスタッフの皆さまは本当にすごいなと尊敬します。その上で、すごい人・おもしろい人の話はエキサイティングではあるのですが、「すごいなぁ」「あーおもしろかった」で終わっちゃうことの方が多い気がして、繰り返し参加するとなおさらそうで、それでもいいのかもしれませんが、もう少し普通の人の普通の話があってもいいのかなと思ったりもします(そんなの金払って聞くかって話かもですが)。まぁ、それは聞く側次第だと言えばそれまでですが。

日本人にとってプレゼン=PowerPoint?

PechaKuchaはフォーマット的に仕方ありませんが、今回の3名のお話ともPowerPointをふんだんに使われてたのが意外な感じでした。TEDのスライド枚数って何となく少ないイメージ。日本語だとスライドなしで訴えかけるのは難しい?それとも日本人の中でプレゼン=PowerPointって意識がやっぱりあるのでしょうか?かくいう私もPowerPoint大好きです。

参加する側よりも主催する側の方が楽しい

これはもう本当にそう思います。昔からこうだったのでしょうか。そういう時代なのでしょうか。参加者として参加すればするほど飽きてきますが、スタッフとして参加すると飽きませんよね。スタッフとして参加してないので分かりませんが。何はともあれ主催してくださる皆さんはすごいということです。

次回の日程は??

次回は2014年の5月ゴールデンウィーク明けに開催するそうですよ!スケジュール空けときなはれや

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