「子どもの保健」が途中ですが、「子どもの食と栄養」がマイブームなので失礼します。試験1ヶ月前にして何やってるんだww
最近は保育士試験の検索ワードでたどり着く方が一番多く閲覧時間もダントツなのですが、少しくらいコメントしてくれたっていいんだぜ!
※注 解説は私が個人的に書いているだけですので悪しからず。おかしなところがあればご指摘いただけると嬉しいです。
一般社団法人全国保育士養成協議会
http://www.hoyokyo.or.jp/exam/pasttest/index.html
問1 次の文は、子どもの朝食に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を✕とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「平成21年国民健康・栄養調査報告」によると、「1-6歳」の朝食の欠食率は、男性女性ともに、3%を下回っている。
B 「平成21年国民健康・栄養調査報告」によると、朝食の欠食率が最も高いのは、男性女性ともに、「30-39歳」である。
C 脳は、通常はたんぱく質だけをエネルギー源として利用する組織なので、朝食欠食によるたんぱく質不足は、集中力の低下を招く。
D 子どもの基本的生活習慣の確立や生活リズムの向上につながる運動として、「『早寝早起き朝ごはん』国民運動」(平成18年)が、官民連携により展開されている。
(組み合わせ)
ABCD
1◯◯◯✕
2◯◯✕○
3◯✕✕◯
4✕○◯◯
5✕✕✕○
【私の解答】3
【正解】5
【解説】
A そもそも当該報告に「1-6歳」の区分が見当たらない
B 男性は30代(21.4%)、女性は20代(14.3%)
C たんぱく質ではなくブドウ糖
【参考】
平成21年国民健康・栄養調査報告|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/h21-houkoku.html
問2 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2010年版)」における子どものエネルギーに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を✕とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 1日当たりのエネルギー消費量(総エネルギー消費量)は、基礎代謝量、身体活動に伴うエネルギーなどで構成されるが、それに加えて、成長期である小児・乳児では、自己の成長に必要な組織増加分に相当するエネルギー(エネルギー蓄積量)と、その形成ためのエネルギーが必要である。
B エネルギーの食事摂取基準は、乳児期では、0~5(月)と6~11(月)と示されている。
C エネルギーの食事摂取基準は、幼児期では、身体活動レベルⅡが示されており、1~2(歳)と3~5(歳)のいずれも、男性の方が女性よりも多い。
D エネルギーの食事摂取基準は、6~7(歳)以上の年齢において、身体活動レベルⅠ、Ⅱ、Ⅲの3区分となっている。
(組み合わせ)
ABCD
1○○○✕
2○○✕○
3○✕○○
4○✕✕○
5✕○○✕
【私の解答】3
【正解】3
【解説】
B 「0~5(月)、6~11(月)」ではなく、「0~5(月)、6~8(月)、9~11(月)」の3区分
C そのとおり。1~2歳:男性1,000、女性900 3~5歳:男性1,300、女性1,250
Bが✕、Cが○ということが分かれば3を選択できる。
【参考】
厚生労働省:「日本人の食事摂取基準」(2010年版)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/sessyu-kijun.html
問3 次の文は、糖質に関する記述である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(1)( A )は、糖類の構成成分として重要な単糖類であり、血液中にも存在する。
(2)( B )は、( C )と( D )が結合したもので、一般に砂糖とよばれている。
(3)グリコーゲンは、肝臓や筋肉に含まれる( E )である。
【語群】
ア ガラクトース イ ブドウ糖(グルコース) ウ 果糖(フルクトース)
エ 麦芽糖(マルトース) オ ショ糖(スクロース) カ 単糖類
キ 二糖類 ク 多糖類
(組み合わせ)
ABCDE
1アエイウク
2アオアイキ
3イエアイキ
4イオイウク
5ウエイウカ
【私の解答】4
【正解】4
【解説】
(2)のBは砂糖というキーワードから「オ ショ糖(スクロース)」であることが分かる。ショ糖は「イ ブドウ糖(グルコース)」と「ウ 果糖(フルクトース)」の結合物であるので、それが分かれば4という答えが導き出せる。
問4 次の文は、たんぱく質に関する記述である。不適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A 構成元素として炭素(C)、酸素(O)、水素(H)のほかに、必ず窒素(N)を含む。
B 酵素やホルモンの材料となる。
C 骨格を形成している。
D 胃で消化が完了し、小腸では消化されない。
E 血液中において、酸素を運搬するたんぱく質は、ミオグロビンである。
(組み合わせ)
1AC
2AD
3AE
4BC
5DE
【私の解答】5
【正解】5
【解説】
D 胃液(ペプシン)、膵液(トリプシン、キモトリプシン等)、腸液(ジペプチダーゼ、アミノペプチダーゼ)によってアミノ酸にまで分解される。
E ミオグロビンではなくヘモグロビン。これは必ず覚えること。
問5 次の文は、乳汁栄養に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を✕とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 母乳中の感染抑制物質のうち、免疫グロブリンの大部分を占める免疫グロブリンG(IgG)は、初乳に特に多く含まれ、新生児の感染予防に大きな役割を果たしている。
B 母乳中のオリゴ糖は、ウェルシュ菌の増殖を促進する。ウェルシュ菌の作用によって腸内が酸性に傾き、腸内の病原菌の繁殖が抑えられる。
C 「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取り扱いに関するガイドライン」(WHO/FAO共同作成)に沿い、調乳のポイントとして、「乳児用調製粉乳の調乳に当たっては、使用する湯は70℃以上を保つこと。(12ヶ月以下の乳児を対象)」があげられる。
D 育児用ミルクには、脂肪酸の一種であるタウリンが添加されている。
(組み合わせ)
A B C D
1○○○✕
2○○✕○
3○✕○○
4✕✕○✕
5✕✕✕○
【私の解答】2
【正解】4
【解説】
A 免疫グロブリンGではなく免疫グロブリンA
B ウェルシュ菌ではなくビフィズス菌
D 脳の発達のためにタウリンが添加されているが、脂肪酸の一種ではないので誤り
【参考】
ゼロ歳児保育で保育園に預けると病気ばかりしている|母子健康協会
http://www.glico.co.jp/boshi/futaba/no72/con05_02.htm
厚生労働省:食品安全情報:乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/qa/070604-1.html
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