昨日の夢はこんなだった。
買ったばかりの車にガソリンを入れたところ、ガソリンの給油口だと思っていたところはオイルのもので、すぐ隣りの口が正しいものだった。本来オイルを入れるところにガソリンを入れてしまったせいで、車屋さんに「もう走れない」と言われヒヤヒヤしながら車を運転していた(結局、夢の間は運転できていた)。
目覚めて何かに似ているなと思っていたら、学生時代に似たようなことがあった。
大学1年の5月(だったと思う)。高校時代のバレー部の先輩から使わなくなった原付を貰えることになった。それまでは、チャリンコ移動だったので急に移動範囲が広まった私は意気揚々と家庭教師のアルバイトに登録した。決まったお家は峠を超えた安芸津町。今調べてみて意外と大した距離じゃないことに驚いているが、当時は結構遠かった。しかし、原付を手にした私の有能感はハンパなく、どこまででも行ける気がしていた(呉の家庭教師も契約しかけたが、実際に行ってみたら原付きではさすがに遠くてやめた)。
安芸津への初出勤の日。当時から心配症だった私は、場所が分からなかった時のことも考え、1時間半前に家を出発した。運動公園を通り、東広島駅を右に曲がり、蚊無トンネルを通り、急勾配を下り、平坦な道になって少し走ったとき、事件は起こった。原付が「うぅんうぅうんぅぅん」という音とともに減速し、そして動かなくなった。自宅から遥か遠く25km。初めての知らない土地で、そして歩いて帰るにはとんでもない場所で原付が止まった。狼狽えた原因も分からぬまま彷徨った。本当は原付きが止まった付近にそのご家庭はあったのだが、原付を押して無駄に3kmほど進み地図を見て「これは違うなと」3km戻った。汗だくになりつつようやく家庭教師先に辿りつき、お母様に事情を話し原付は近所のバイク屋さんに修理に来てもらい、その日はお母様に自宅まで送っていただけることになった。今考えると初めて来た家庭教師がそんなだったら私だったらキレるなw 初めての家庭教師はもうひとつ衝撃的なことがあったのだけれども、それはここに書くのはやめておこう。会った時に聞いてください。
優しいお母様のお陰でその日は無事に帰り付いたのだけれども......とここまで書いて思い出した。無事じゃない。自宅に送ってもらったはいいが、原付の鍵をお母様に渡し忘れて、友人に原付借りてまた往復50km走ったんやった。アホや。アホすぎる。
それはよい。なぜ、原付が動かなくなったかである。家庭教師に行く前、長距離を走ることになるのでガソリンを入れようとセルフのスタンドに行った。先輩から貰って初めての給油。給油口が分からなかった私は、探すに探した挙句オイル口にレギュラー満タンしちゃったんですねー。「あら、全然入らないのね」とか思いながら。
そのせいでエンジンぶっ壊れ。3万で譲ってもらった原付が修理代含め10万以上になっちゃって、結局新品買ったほうが良かったんじゃないかって話になっちゃったわけです。
そんな悲しい話を、夢のおかげで思い出すなんてなんということでしょう。とほほ。
そうそう、その当時のことを思い出し家庭教師をした子の名前をfacebookで検索したら立派になってらしておじさん感動は感動しましたよ。