昨日、後輩がfacebookで自宅近くで認知症とおぼしき高齢者に声を掛け警察を呼んで対応してもらった話を書き込んでいた。
「その対応で良かったかわからんけど声掛けるってメチャクチャ勇気いるなと感じた」という風に書いていて、そういう場にかぎらず見て見ぬふりをしてしまう私は「勇気があるな」「自分にはできないな」と感心した。
今朝、線路近くの彼の自宅付近を走りながら、この事故のことを思い出した。
東海道本線共和駅構内死亡事故[編集]
- 2007年(平成19年)12月7日(鉄道人身障害事故)
- 愛知県大府市のJR東海道本線共和駅構内で、認知症の症状が出て徘徊していた当時91歳の男性が電車にはねられ死亡した。死亡した男性は、当時「要介護4」の認定を受けていたが、家族が目を離した隙に外出し徘徊していた模様である。
- この事故でJR東海は、遺族との賠償協議が合意に至らなかったことから、2010年に名古屋地方裁判所に、運行に支障が出たなどとして提訴。一審は男性の長男と妻の双方の責任を認め、2人に合わせて720万円の支払いを命じ、遺族側が控訴。二審の名古屋高等裁判所は、長男への請求は退けたものの、男性の妻に359万円の支払いを命じ、遺族とJR東海の双方が上告。2016年3月1日に最高裁判所第三小法廷は「介護する家族に賠償責任があるかどうかは、生活状況などを総合的に考慮し決めるべき」とした上で「男性の妻と長男は監督義務者には該当せず、賠償責任はない」として、遺族側勝訴の逆転判決を言い渡した[18][19]。
日本の鉄道事故 (2000年以降) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%89%84%E9%81%93%E4%BA%8B%E6%95%85_(2000%E5%B9%B4%E4%BB%A5%E9%99%8D)
この事故は昼間奥さんが介護に疲れてうたた寝している間に起こったという。この男性が自宅から駅の構内に入るまでに誰かがおかしいと思い声を掛けていたら、警察を読んでいたら。ひょっとしたら防げたかもしれない。声掛けひとつでできることがあるかもしれない。
認知症サポーターキャラバン
http://www.caravanmate.com/