演劇 演劇ユニットノヴァの刺身

【感想】演劇ユニットノヴァの刺身 第四回公演 『イヌと肉』

※ネタバレ注意

 

 

 

演劇ユニットノヴァの刺身の第四回公演『イヌと肉』観てまいりました。本当は2回観に行く予定だったのですが、日曜に病院で妻に引き止められ断念。1日目に内緒で行ったのがばれたもんだから「なんか用あるの?」に太刀打ち出来ず(;´Д`)

もうなんというか、感想書いたところで伝わらない、伝えられないので、とにかく1回見にいって欲しいのですが、これは演劇ではなくもう「ノヴァの刺身」なんですよ。先日、書いたとおり本公演を観るのは初めてだったのですが予想していたとおり、いや予想以上に異空間でした。

会場に入ると舞台上にベンチ、街灯、教卓、教室にあるような机が2つに椅子3つ、ソファ2脚、 ブラインド。それを囲んで3方向に客席。もはや舞台ではなく劇空間。ソファの下には弁当箱。ベンチには誰か寝てて開演までピクリとも動かない。こんな状況を耐えられるのは、いや楽しめるのはユダ・オブ・ザ・イヤーしかいないだろうと予想したところやはりそうだった。

過去と現在、いくつかの空間が行ったり来たり。複雑で正直1回じゃ分からなかった。でも、誤解されることを恐れてなくって、観る側が勝手に解釈しろと言っているかのような印象。もう、なんというかアートですよね。まぁ、演劇もアートっちゃあアートなんですが。

もう、分けわかんなくなってきたのでつらつら書きますが、私ゃノヴァの色使いが好きですよ。衣装はシンプルなんだけど、それぞれに塗られているペンキ。赤、水色、緑、ピンク、黄色、黄緑。何の意味もないかもしれないんだけど考えてしまう。携帯使う場面がたくさん出てきて、みんなエアー電話なんだけど、モモシタだけ黒電話の受話器なのも好きだし。5m四方ほどの空間を垂直に歩きまわるだけで場面が変わり、携帯はエアーなのに弁当は実物を使い。サンガリアのサイダーをフーフーして飲み。もう何もかも想像力をかきたてるわけです。

ここまでの空間を脚本から演出、衣装、照明まで創り上げる二人の才能に驚かされます。先日、湯田さんが「近いうちに岩本も戯曲賞取ります」とつぶやいてましたが、その日も近いと確信しました。もっとたくさんのお客さんに観てもらうべきだと思いました。

今回、2人の友人にチケットをプレゼントしたところ2人とも楽しんでくれて、また観たいって言ってました。どの劇団もそうなんですが、きっと、この1回目をどうやって観てもらうかが課題なんだろうな。私ゃ、これからも応援していきますぜ。まともな感想書けませんが(;_;)

以下、感想書いてある記事を勝手に掲載。

蹴球放浪記「休暇は、終わり。」
http://blog.goo.ne.jp/hiroya-t-1314/e/45b69beacf52c8d3b37227668ee5a01d

エクストリームジャンボリ「イヌと家電と懸賞生活」
http://royzix.chesuto.jp/e634670.html

くんくん「20110725 第44回まなび場 場を変える」
http://knkn.potika.net/blog/819.html

そうそう、今回Togeterで関連ツイートまとめてみました。100超えたよ。ストーカー並に探してみたので漏れてたら教えてちょんまげ。

 

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