06保育の心理学 保育士 平成29年保育士試験

保育の心理学 問1~5 平成29年保育士試験(後期)

投稿日:2018年5月6日 更新日:

何度も再開してはやめ、再開してはやめている保育士試験の解説ですが、やっぱりいちばんニーズあるっぽいので思い立った時にやっておきます。科目のリクエストあったら遠慮なくお申し付けください。コメントの全くないブログなので泣いて喜びます。

※注 解説は私が個人的に書いているだけですので悪しからず。おかしなところがあればご指摘いただけると嬉しいです。

一般社団法人全国保育士養成協議会
http://www.hoyokyo.or.jp/exam/pasttest/index.html

 

問1 次の文は、人の発達の様相についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 発達は、遺伝要因と環境要因との相互作用によって規定される。
B 発達の速度には個人差があり、また、発達の順序や経路には文化差があり得る。
C 発達における量的変化とは、増大や機能の向上だけでなく、衰退や機能の低下も含まれる。
D 発達には、ある時期を過ぎると学習が難しくなる現象がみられ、そのような時期について、人では臨界期とよばれる。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○
3 ○ × ○ ○
4 × ○ × ×
5 × × ○ ×

【私の解答】1 ✕正解

思考過程:Aは◯、Bも◯。両方◯なのはAかB。Cもあってるから、Dの何かが違うんでしょう。

【正解】1

【解説】
D 人間の場合は「臨界期」ではなく「感受性期」というと解説しているサイトもあるのですが、人間でも臨界期と書いてあるところもあって個人的には納得言ってないです(笑)

問2 次の文は、成人期以降の発達についての記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

 エリクソン(Erikson, E.H.)によると、発達段階にはそれぞれ顕在化する( A )課題がある。成人期においても危機的状況に直面するが、否定的要素の( B )よりも肯定的要素の( C )が優位となって課題は達成される。その後、高齢期においても、否定的要素を排除するのではなく、それをも含めて( D )していくことによって課題が達成されるが、そこに至るには大きな困難が伴う、と考えられている。

【語群】
ア 拡散 イ 心理生理的 ウ 孤立性 エ 生殖性 オ 親密性
カ 停滞 キ 統合 ク 心理社会的 ケ 融合

(組み合わせ)
  A B C D
1 イ ア エ ケ
2 イ ウ オ キ
3 イ エ カ キ
4 ク カ エ キ
5 ク キ ア ケ

【私の解答】4 ○正解

思考過程:Aはク「心理社会的」1択。そうなると4か5。B、Cは忘れたけどDがキ「統合」なので4

【正解】4

【解説】覚えましょう。
心理社会的発達課題
乳児期(0歳~1歳6ヶ月頃):基本的信頼 対 不信
幼児前期(1歳6ヶ月頃~4歳):自律性 対 恥・疑惑
幼児後期(4歳~6歳):積極性 対 罪悪感
児童期(6歳~12歳):勤勉性(生産性) 対 劣等感
青年期(12歳~22歳):同一性 対 同一性拡散
成人期(就職して結婚するまでの時期):親密性 対 孤立
壮年期(子供を産み育てる時期):生殖性(世代性) 対 停滞性
老年期(子育てを終え、退職する時期~):統合 対 絶望

問3 次の文は、心の理解に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 他者の心は直接観察することはできないが、心の動きを想定する推論の枠組をもつと、他者の行動の予測ができるようになる。
B 「心の理論」の獲得を調べるための方法としては、誤信念課題が用いられることが多い。
C 通常5歳児では、自分自身が知っている事実と他者の知っていることとの区別は難しいが、その後、正しく推測できるようになる。
D 乳児期での保育者とのコミュニケーションを通して、共に注意を向けることや、行為の意図を理解することなどが、心の理解の始まりとして大事な基盤といえる。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ ○ ○
2 ○ ○ × ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ ○ ×
5 × × × ×

【私の解答】2 ○正解

思考過程:Bは◯、Cは✕、Dは◯。よって2

【正解】2

【解説】
B 誤信念課題はこちらを参照

心の理論 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E7%90%86%E8%AB%96#%E8%AA%A4%E4%BF%A1%E5%BF%B5%E8%AA%B2%E9%A1%8C

C 5歳児は通常可能。3-4歳児なら◯かと。

問4 発達には、発達の方向を社会化と捉える考え方がある。この考え方と対照的な次の説を提唱した人物として正しいものを一つ選びなさい。

人間の発達では、まず初めに社会的関係があり、それが内面化し、心的機能に転化する。

1 ハヴィガースト(Havighurst, R.J.)
2 ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.)
3 レヴィン(Lewin, K.)
4 ブロンフェンブレンナー(Bronfenbrenner, U.)
5 バルテス(Baltes, P.B.)

【私の解答】2 ○正解

思考過程:ヴィゴツキーしか知らんし(笑)

【正解】2

【解説】キーワード
1 ハヴィガースト 発達課題
2 ヴィゴツキー 発達の最近接領域 外から内へ
3 レヴィン 境界人
4 ブロンフェンブレンナー 個人の発達に影響を与える環境「マイクロシステム、メゾシステム、エクソシステム、マクロシステム」
5 バルテス 生涯学習の獲得・喪失モデル

問5 次の文は、学童期の発達に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A マーシア(Marcia, J.E.)は、学童期を心理・性的発達段階の第四段階である潜伏期としており、この時期は心理的問題がみられにくいと述べた。
B 学童期中期の仲間関係はチャムグループとよばれ、相互の意見の違いなどを尊重し合うのが特徴である。
C 一般的に、第二次性徴による急激な身体の変化に伴って心理的に不安定になるが、変化が落ち着くにつれて不安定さは治まっていく。
D LD(学習障害)の子どもは、言葉の指示がわかりにくい、板書を写し取るのが苦手など、学校生活で困難に直面しやすい。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ ○ ○
2 ○ ○ × ×
3 ○ × × ○
4 × × ○ ○
5 × × ○ ×

【私の解答】5 ×不正解

思考過程:Bはギャンググループなので✕、Cは◯、Dは学習障害だからといって一概にいえないので✕

【正解】4

【解説】
A 記述はマーシアではなくフロイトのこと。マーシアはエリクソンの理論を発展させた。
B 記述はギャングエイジ(グループ)のこと。チャムグループは中学女児のグループのことらしい。
D あくまで「など」で、「学校生活で困難に直面しやすい。」のは確かですね。

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