06保育の心理学 保育士 平成30年保育士試験(前期)

保育の心理学 問11~15 平成30年保育士試験(前期)

何度も再開してはやめ、再開してはやめている保育士試験の解説ですが、やっぱりいちばんニーズあるっぽいので思い立った時にやっておきます。科目のリクエストあったら遠慮なくお申し付けください。コメントの全くないブログなので泣いて喜びます。

※注 解説は私が個人的に書いているだけですので悪しからず。おかしなところがあればご指摘いただけると嬉しいです。

一般社団法人全国保育士養成協議会
http://www.hoyokyo.or.jp/exam/pasttest/index.html

 

問11 次の文は、人との関わりについての記述である。A~Dのうち、この記述と関連
する用語を○、そうでない用語を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

長期縦断研究によって、自分の乳幼児期の親との関係性の質が、自分が親になった時の子どもとの関係性の質に一定程度、影響を及ぼすことが明らかになってきた。しかしその一方で、乳幼児期に望ましい親子関係を形成することができなかったとしても、適切で継続的なキーパーソンの存在によって、その後の人生において安定的な関係性を築くこともあることが示されている。

A インクルージョン
B レジリエンス
C アタッチメント(愛着)
D ソーシャル・アクション

(組み合わせ)
  A B C D 
1 ○ ○ ○ × 
2 ○ × × ○ 
3 × ○ ○ ○ 
4 × ○ ○ × 
5 × × ○ ○ 

【私の解答】4 ◯正解

思考過程:Aのインクルージョンは障害の有無に関わらず一緒に保育することなので✕。Bは困難に立ち向かうことなので◯。Cは親との愛着関係なので◯。Dはおそらく社会に働きかけることなので✕。✕◯◯✕で4。

【正解】4

問12 次の【事例】を読んで【設問】に答えなさい。 

【事例】
P君(5歳、男児)は、電車のおもちゃで遊んでいる。まず、(a)緑色の電車とオレンジ色の電車に分けて置いた。次に、(b)先頭を揃えて同じ色の電車をつなぎ、一番うしろが揃っていないことをしばらく見比べていた。そして、(c)一台ずつ指でおさえながら、緑色の電車を「いち、にぃ、さん、よん。」と声を出して数えた。続けてオレンジ色の電車を「いち、にぃ、さん、よん、ご。」と数えた。 (d)「オレンジでんしゃは、ごこ。」と嬉しそうに言った。

【設問】
(a)~(d)の下線部分に関連する語句を、【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

【語群】
ア 高さの理解  イ 分類の理解  ウ 長さの理解   エ 系列の理解  
オ 計数     カ 数唱     キ 集合数の理解  ク 数の保存

(組み合わせ)
  a b c d
1 イ ウ オ キ
2 イ ウ カ ク
3 エ ア オ ク
4 エ ア カ ク
5 エ ウ オ キ

【私の解答】1 ◯正解

思考過程:そのまま

【正解】1

問13 次の文は、エリクソン(Erikson, E.H.)による青年期の特徴についての記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組
み合わせを一つ選びなさい。 

青年期を( A )の時代と呼んだ。この用語は、( B )やある種の社会的責任に猶予が認められる期間の意味で用いられている。この期間に青年は職業生活に必要な知識や技術を獲得するだけでなく、内省力が増し、自分を見つめ、積極的に( C )を行い、( D )の確立を模索するといわれている。

【語群】
ア 社会的スキル訓練  イ アイデンティティ  ウ 社会的役割実験  
エ 心理的離乳     オ アサーション    カ 第二次性徴    
キ モラトリアム    ク 経済的自立
 
(組み合わせ)
  A B C D
1 ア エ オ ク
2 イ ク ア エ
3 カ エ ウ イ
4 キ ク ア オ
5 キ ク ウ イ

【私の解答】5 ○正解

思考過程:Dは確立とくればアイデンティティでしょう。Aはその後の猶予という言葉でモラトリアム。AがキでDがイなのは5だけ。

【正解】5

問14 次の文は、保育所での生活習慣の形成に関する記述である。適切な記述を○、不
適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 生活習慣を身に付けるために、家庭との連携は不可欠であり、食事、排泄、睡眠について連絡帳などで情報交換を行う。
B 3歳以上の幼児クラスでは、午睡をするか、午睡の時間を遊んで過ごすかを幼児自身が選ぶようにする必要がある。
C 子どもの生活リズムの個人差を配慮するためには、ランチルームや午睡室などを設置しなければならない。
D 子どもが主体性を身につけるようになると、自分で判断するようになり、一旦、できるようになった基本的生活習慣行動をしなくなることもある。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ ○ ○
2 ○ ○ × ×
3 ○ × × ○
4 × ○ ○ ×
5 × × ○ ×

【私の解答】3 ◯正解

思考過程:Bは✕、Dは◯。なのは3だけ。

【正解】3

【解説】
B 適切な判断は幼児では難しい。
C 別に設置する必要はなく、保育室内でスペースを確保できればいい。

問15 次の文は、保育所における3歳以上児での保育実践に関する記述である。次の【設問】に答えなさい。

【設問】
保育士の指導のもとに子どもたちが一斉に活動する場面で、クラスの子どもに期待されることとして、最も不適切な記述を一つ選びなさい。

1 黙って、感情を出さずにじっとしていることを身に付ける。
2 保育士の話は自分だけに向けられているのではないことに気づく。
3 朝の会、給食などには、それぞれの手順があることを知る。
4 場面に応じた話し方があることを子ども自身の発表経験などを通して知る。
5 一対多のコミュニケーションが、一対一のコミュニケーションと異なることを経験する。

【私の解答】1 ◯正解

思考過程:他の選択肢読まずとも1でしょう。

【正解】1

【解説】「不適切な」になってるのに気づけば大丈夫

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