短歌

今日の短歌 2023.02.02

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もう5年以上前のこと。

出張で部下と2人、高速で福岡に向かっていた。まだ出発して30分も経っていない吉松パーキングエリア付近。よく取り締まりが行われている場所なので気を付けていたつもりだった。

前方に白のクラウンを確認。「これは覆面くさい」と思いつつ追い抜きにかかる。

学生時代に付き合っていた彼女の親御さんが車屋さんで色々詳しく、高速上のオービスのある場所や覆面の追い抜き方を教えてくれた。

覆面パトカーと疑われる車を追い抜く際は、まず横に並び運転者を確認、警察であればペコリとお辞儀をし後ろに下がるか、抜いたとしても減速して左車線に入り大人しくしておけば大丈夫だと。

仲のいい後輩が助手席に乗っている際は追い抜く際、都度「大丈夫です」と確認してくれるので安心して運転していた。

この日のクラウンを抜く際、怪しいと思いつつ抜きにかかったところ、助手席の部下がガッツリ隣の運転席を見ていたので「確認してくれてるから大丈夫だろう」と普通に加速してしまった。

数十秒後、後方から聞こえるサイレン音。

「最悪だ。免停だ。」

私の感覚では完全に120km出していた。40km車を路肩に寄せ覆面に乗る。

「29kmオーバーです」

まずはホッととした。免停は免れた。

「いやぁ、怪しいとは思ったんですよ」と伝えると「ええ、助手席の方とも目が合ったので気づいてらっしゃる方思いました」とお巡りさん。

完全に自分の責任だと分かっているけれど、不機嫌にならざるを得ず、解放され車に戻ってからしばらく無言の気まずい時間が車内に流れました。まだ鹿児島すら出ておらず、そこから2時間あったので部下には地獄だったろうと思います。

罰金の18,000円は福岡に着いてすぐ駅前の郵便局にて払いました。

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