※今回は公開制限かけているとはいえ、ちょっと書けないことが多いので、聞きたい方は会った時に聞いてください
というわけで17時からチンさんの連絡待ち待機。Yくんは隣のLOTTEマートでご飯を調達して部屋で食べるということで、わざわざフロントで鍵を1枚追加で貰ってきた後、買い物へ。
待ち時間を利用して息子とfacetime。
我が家は私以外20時には就寝するので、電話するタイミングがなかなか難しい。
18時くらいになってチンさんから19時に行きましょうとの連絡。我々が出る前にYくんが帰ってくる。
大量のお菓子と飲み物を「食べていいですよ 」と買ってきてくれる。そして、「焼き立てのフランスパン買ってきました」とフランスパン1本を頬張り始める。何だこいつww私じゃなくて上司と来てたら美味しいものを食べられていたであろうになんかすまん。
テレビを付けるとスズキカップ(東南アジアサッカー選手権)のCM。どうやら今日この後試合があるらしい。
時間までバスケの試合をYくんと見る。
メジャースポーツはどこで見てもルール一緒だから楽しめますな。
いざ夜のハノイへ
19時になりチンさんから「先生行きましょうか」と連絡。
ホテルのロビーで待ち合わせる。
「友達はフロントで待ち合わせ?」と聞くとホテルの前で待っているとのこと。
しかし、いない。
大通りを挟んでLOTTEセンタービル。
こんなところを渡らないといけないのか。。。
ホテルの前にも大通り側にもお友達おらず。反対側に行くとチンさんが「いました」。そちらを見ると男の子じゃない!
「え?いいの俺いて。本当にいいの?」
いいのいいのじゃないよ。まったく。チンさんの高校の同級生ラムくん。私の年齢を聞き「若いですね」と言われる。
日本に帰ってきてベトナム語勉強して分かったけど、ベトナムは儒教文化の国ということもあるからか、相手の年齢によって人称代名詞が変わる。年上の男性ならông、女性ならbà、同年輩か少し年上の男性ならanh、女性ならchị、年下なら年齢関係なくem。なので、最初に必ず年齢聞かれる。年上と少し年上のラインが分からないが、彼らが21歳で私は35だからきっと本当はôngなのだろう。この後も、人に会うたびにチンさんが年齢を伝えてくれていたんだと思う。「若いですね」と言われていたので。なので、ベトナムで年齢聞かれても普通のことなので怒らないでね。
1軒目 フォー屋さん
「先生、フォー食べますか」と近くの小汚いこじんまりしたお店へ。
いい!すごくいい!絶対ガイドさんついて、日本人だけだったらこのようなお店には入っていない。
大体150円から200円。料理が届くとラムくんが箸をティッシュで拭いて渡してくれる。ベトナムいる間、どこのお店行ってもみんな箸をティッシュで拭いていたのでこれがデフォルトっぽい。
注文はチンさんたちにお任せ。フォーではなくブンといって、フォーの麺が素麺に変わっただけ。昔、パクチー大嫌いだったんだけど、むしろ全然いける。うまし!
ラムは日本のアニメが好きだというのだけれど、好きだというアニメをことごとく私が見ていない(ワンピースやナルトを一度を見たことがない)。
食べ終わって会計。払わせてくれない。
ホテルの前に移動する。これで終わりかしらと思ったら。「他にも友達が来ます」とのこと。
しばらく待っていると、来たぜ!バイクでまたもや男の子。続いてようやく女の子。場所を移動するということで、歩いていると
30秒前に出会ったばかりのソンくん。「乗れよじゃねーよ!お前どんだけフレンドリーなんだよ。乗るよ!」
そんなこんなで出会ったばかりのソンくんのバイクに乗ることに。
もう怖いのなんのって。ってか、どこ向かってるのよ。
結構走りどこかに到着。着いたよじゃねーよ。ここどこだよ。私たち2人はバイクだけどその他のメンバー歩いてきてる。距離にして2kmほど。おいおい15分くらい初対面の言葉通じない男の子と2人かよ(笑)
ありがたいことにソンくんは少しだけ英語が喋れた。英語で話したり、google翻訳を駆使して時間を稼ぐ。分かったのは大量に走っているバイクが原付きではなく100cc。乗ってみるか?と言われたのでクラッチあるの?と聞くも通じず。
2軒目 大学前でひまわりの種
しばらくすると徒歩組が到着。どうやらここはラムくんとソンくんの通う大学の前。小さなプラスチック製の椅子が置いてあってそこにひまわりの種がお皿で出される。おばあさんが汚いペットボトルから謎の液体をコップに注ぐ。
ひまわりの種を食べながらそれを飲むらしい。お茶だというので飲んでみると、うん、お茶。しばらくすると、さらにメンバーが増え、男性4人、女性4人に。すべてチンさんの高校の同級生でみんなハノイの大学生。
「 合コンかよ!俺保護者かよ!ってか完全に、同窓会じゃないか。本当に俺いてよかったのかしら」
としか思えない。そう思っているとソンくんが「大学の中見る?」というじゃない。うん!見る見る!お前らどんだけフレンドリーなんだよ。優しいな、まったく。
ソンくん、ラムくん(言葉通じない)と一緒に大学の中を見学。警備員に何か言われるも、学生だからかスルー。交通大学だと言っていた。建築とか土木系の単科大学なのかな。ベトナムではサッカーが一番人気のスポーツで、ソン君もラムくんもサッカーをやっているとのこと。サッカー場も見せてもらったけど写真はバレーコート(笑)
後からチンさんが言っていたのだけれど、学生がとても多くて毎日通うのではなく、曜日交代で授業を受けているらしい。ぐるっと見学してみんなの元へ。
戻るとほどなくして、移動するとのこと。残ってるお茶を飲みほせとお婆さんが怒っている。私は飲み干したが、みんな飲まない。帰国してから上司にその話をすると、「俺それだけは飲むなって言われてたぞ。お前よく飲んだな」と言われて笑った。 ここでもお金払わせて貰えず。
3軒目 お鍋屋さん
ソンくんにバイクに乗る?と聞かれたが、歩きたいと言って断る。チンさんとたぶんラムくん(だったと思う)と歩いて3軒目へ移動。
ちょっと怖い路地を通る。しばらくすると第1陣を送り届けたバイク隊が合流。再びソンくんのバイクに乗りお店まで。
私に気を遣ってくれたのか店の名前は「Oishii」
食べ放題で高い方のセットでも800円弱。
私のテーブルはキムチ鍋だったんだけど、もう片方のテーブルはタイのスパイシー海鮮鍋だったことが後から判明。
男の子たちはお鍋を取り分けたり、鍋奉行したり、注文取ったり、自然体でとてもマメで。チンさんに「男の子たち優しいね」というと「そうですか?普通ですよ」とのこと。
ホテル出る前にCMやっていた試合がちょうどテレビ中継中。スズキカップの準決勝で、勝てば決勝ということもあり、店員も見ながら仕事していたし、他のお客さんもだいぶ盛り上がっていた。常にベトナム優勢の試合展開で点が入るたびに店中大騒ぎ、店の外も国旗を掲げたバイクが爆走となんともいい日に来たもんだという感じ。
我々も携帯で見ていたんだけど、よく分からないけどなぜかタイムラグあったのよね。
ここでの会話といえば、サッカーの話やら、店員の女の子がかわいいやら、俺もあの子好きやら、~くん(名前忘れた)の髪はロイくんが切ってるとか、それは嘘だとか、チンさんは通訳放棄してたし、男の子たちのくだらない会話は「よくわからないです」と教えてくれないし、友達と楽しい時間を過ごしていたので、あまり意味のある会話をしてない気がするけど(めっちゃサッカー見てたし)、とにかく楽しかった。
ここまで全部お金出してもらってたし、ここくらいはと全部払おうとするもチンさんに「ここはベトナムですよ」と訳のわからない止め方をされ、やはり1銭も払わせてもらえない。
「じゃあ、あんたたち日本来たらごちそうさせなさいよ!」
と言うが、ここだったら9人で7,200円位で済むが、日本だったら4万くらいかかるよね。怖い!
しょうがないので、日本の小銭をみんなに配る(男性は1円 or 10円、女性は高めw)。ベトナムは全部お札なので高価は珍しく喜んでくれる。お返しにと、ベトナムの小額紙幣をくれる。1人はなぜか証明写真をくれた。
ちなみにここまで誰一人アルコールは飲んでいない。私を含め9人ともコーラでお鍋を食べていた。
短い時間だったけど、ベトナムの大学生(8人も!)と触れ合うことができて楽しかった。2人からしかfacebookの友達申請が来なかったのは寂しい(笑)その2人からは定期的にコメントやらメッセージやら届いている。
お祭り騒ぎのハノイを歩いてホテルまで
さて、帰りはチンさんとラムくんと3人でホテルまで。ラムくんの邪魔をしないように1人おとなしく歩く。
ベトナムが勝利したおかげで街中お祭り騒ぎ。もう渋谷の比ではない。ワールドカップじゃなくて東南アジアカップだよ?準決勝だよ?
バイク3人乗りなんて当たり前、小さな赤ん坊を抱っこして4人乗りの人もたくさん。
もう街中が浮足立ってて、トラクター走ってるわ、浮かれてる人に向けて路上で国旗販売してたりするわ、それを買おうとしてチンさんに怒られるわ、最高でした。
2km歩きようやくホテルに到着。その時間現地の23:30。つまりは日本の1:30。私、今朝起きたの4時。眠いわよ。明日は仕事よ。早く寝るわよ。
ラムくんとお別れし、朝食は9時とチンさんと約束してそれぞれ部屋へ。なぜかYくん起きていて、「能瀬さんまじですごいっすね」ということで就寝しました。
そんな刺激的な1日目。あれ?まだ1日目?大丈夫明日は仕事なのでそんなに書くことない…はず。
(続く)